今日のサントラ

今回はこの間のM3で手に入れた品と合わせて有名なゲームからマニアックな物まで色々とご紹介していこうと思います。
まずは「ACE STRIKERS」のサントラです。
M3の会場で1500円で購入しました。

ACE STRIKERS サウンドトラック

ACE STRIKERS サウンドトラック

これはクラウドファンディングで企画されたものの結局発売されなかった幻のゲームのサントラです。
ジャケを見る限りアーマードコアのようなアクションゲームを想像してしまいますが、実際のゲームジャンルはダンジョン探索型アドベンチャーゲームになる予定だったんだそうです。
とてもそうには見えないんですが、開発当初はRPGだったりもしたそうなので何となく開発の苦労を察する事が出来なくもありません。
そんな企画倒れとなったゲームなのに何故かサントラは完成していたそうなので、こうして手にすることは出来たります。
一応全部音楽は聴きましたけど、やっぱACっぽい曲もあったりしたので結局はやりたい事を詰め込んだごった煮感のあるサントラに感じました。
個人的には「Fork Song」って曲が良かったです。

日の目の見れなかったゲームではありますが、どんな姿だったのかを考えながら音楽を堪能するのもまたオツな物だと思いましたね。


お次は「アナザーエデン 時空を超える猫」のサントラです。

アナザーエデン オリジナル・サウンドトラック

アナザーエデン オリジナル・サウンドトラック

お値段はAmazonで3024円でした。
このゲームはスマホ向けに配信されているRPGなんですが、クロノ・トリガーを手掛けた方のゲームだそうなので随所にそれっぽいネタが散りばめられているんだそうです。
音楽もクロノ・トリガークロノ・クロスを手掛けた光田康典さんが設立したプロキオンスタジオが担当しており、氏の音楽を強く意識したような音作りがなされています。
「海をなくした貝殻」って曲なんかは完全にクロスの曲だろと思ってしまうんですが、作曲は土屋俊輔さんという別な方が作ってるんですよね。

こういう所を見るに光田イズムという物はしっかり次の世代に受け継がれているんだなぁと思えて安心してしまいます。
けど戦闘曲になると作家本来の地が出るのか急にアトリエとかファルコムっぽい曲調になるから面白いです。
M3の前日、ワッツとヒデキが車に乗っている時にたまたま「Dream Weaver」って曲が流れたんですが、二人も「軌跡系の曲にしか聞こえなかった」と言っていたのが面白かったです。

で、その翌日のM3会場で買ったのがこのゲームのアレンジCDである「木漏れ日のエデン」です。

アレンジしている「k-waves LAB」のKou Ogataさんは東方のアレンジを多く手掛けているサークルさんでして、自分もこのジャンルで知った口です。
アイリッシュにアレンジされた東方の音楽はどれも聴きごたえがあって大好きなんですが、そんなサークルさんがアナザーエデンを手掛けると知ってサークルスペースに飛び込んで買ってきたんですが、CD聴いて驚きました。
「これ本当にアレンジなの?」と思うほど原曲に忠実なアレンジでしたので。
何と言うか元の音楽をKou Ogataさんお得意の楽器で底上げしている感じでして、原曲と聴き比べてようやくその凄さと完成度に驚きました。

こんなアレンジCD初めてだよ…。
残念ながらショップ委託はされていないようなんですが、手放しでオススメ出来るのでぜひ聴いていただきたい一品です。


最後は「グランブルーファンタジー」のバトルトラックスです。

GRANBLUE FANTASY BATTLE MUSIC TRACKS

GRANBLUE FANTASY BATTLE MUSIC TRACKS

お値段は中古で2100円でした。
グラブルは言わずと知れたスマホの王道を往くRPGです。
CMのお陰で知らない人はいないほどの知名度を誇りますが、自分は遊んだ事がありません。
身近ではヒデキとムイさんが一緒に遊んだりしているしているそうなんですけど、自分は今更感が強くてこれから足を踏み入れる気にはならないでいます。
しかし音楽はあの植松伸夫さんが参加したりもしているので以前から気にはなっていました。
が、サントラは通販限定なので入手の機会は少なく、代わりにらしんばんで見つけたチップチューンアレンジとか買って聴いて満足していた次第です。ちなみにこのアレンジCDは公式の物で、東京ゲームショウで配られた物なんだそうです。
アレンジャーにはヒゲドライバーさんやサカモト教授YMCKなど有名なチップチューンメーカーが多く名を連ねている他、M3でチップチューンアルバムを手掛ける方も参加されていて結構楽しめました。
個人的に必ずM3でCD買ってるXinonさんのアレンジを聞けただけでも買った価値がありましたね。
そんな原曲とは違う形の物で音楽を堪能していたんですが、この間ようやく古本屋でサントラを見つけたので原曲が聴けた次第です。
満を持して聴いた原曲は出来が圧倒的に良かったです。
アレンジにも良さはあるんですが、やっぱこれはこれ、それはそれですね。
矩形波という縛りから解き放たれた本当の姿はほぼ別物と言っても過言ではありませんでした。
特に「ティアマト・マグナ」は圧巻です。
久々に音楽聴いて鳥肌が立ったよ。

絢爛な音楽をコーラスが盛り上げるド直球のボス戦曲ですね。
7分近い長さの曲を短く感じる時点で音楽としての格が違うように感じます。
こんな曲を擁しているなんて流石自らRPGの「王道」を名乗るだけはあるな…。
他のサントラも見かけたら買おう。


という訳でざっと3枚ご紹介でした。
他にも気が向いたら書きたいと思います。