今から一月ほど前、プリコネでプリンセスフェスが開催されました。
ここではセブンクラウンズの1人であるラビリスタが実装されるとあって、自分はジュエルを貯め続けていました。
その数、45000ジュエル。
端的に言うと300連の天井が可能な数字です。
これだけの石を貯めるのに数ヶ月の我慢を要しました。
これまで10000を超えたら「ちょっと回してもいいよね」とか思っていた自分が、艦これの四号海防艦掘りで学んだ事を守り、様々な誘惑に耐えてひたすら貯め続けたのです。
これだけあれば勝ち確定なので、既に勝利の右手を掲げた状態でガチャを回し始めたんですが、いくら回してもラビリスタは出ません。
そしてとうとう本当に天井を迎えてしまいました。
初めて迎えた300連の天井。
その現実に自分はどう解釈して良いのか理解が出来ませんでした。
最初からそのボーダーを意識してジュエルを貯めていたのですから、1円もお金を使わずに目当てのキャラを手に入れたのはむしろ計画的勝利と言えます。
しかし心は打ち拉がれたまま立ち直れず、相反する思いを割り切れないお陰で頭は真っ白になり、折角手に入れたラビリスタと向き合う事すら出来ません。
オレは何にショックを受けたのだろう?
ゼロになったジュエルの数字が、そのまま自分のプリコネの歩みを振り出しに戻されたようだと認識した時、答えの一端を掴めたような気がしました。
おそらく自分は300連の途中でラビリスタが出るだろうと何処かで確信していたんだと思うんですよ。
無料10連期間に4体も新キャラを手に入れた訳ですし、これまでに無く調子に乗っていたんだと思います。
290連で目当てのラビリスタが出たとしても天井で更にメモリーピースが手に入った筈なのに、それすら手が届かなかった事は自分にとって「完敗」だったんです。
だから1円の損もしていないのに心が折れたんだな、と。
まして我慢が苦手な自分のこれまでの努力が一気に消えた訳ですから、尚更ですよ。
でも決して今の自分はゼロではありません。
その証拠が手に入れたセブンクラウンズの「ラビリスタ」なのです。
もう一度またラビリスタを連れて、初心に返ってスタートするか…。
そう決意を新たにプリコネを再開しました。
あれから自分のスタイルを思い出し、下手に貯めずになけなしのジュエルでガチャに挑むギャンブラー的な立ち振る舞いが本当の姿なのではないかと思って復刻ハロウィンキョウカに挑んだりしましたが、結局何も手に入らず仕舞いでした。
けど不思議と手応えのような物は感じてたんですよね。
そして本日、新たな限定キャラとしてハロウィンツムギのガチャが始まりました。
貯めたジュエルは9000程。
天井の「て」の字にも届かない半端な数字ですが、この数に自分らしさを見出し、挑んでみました。
結果は…
工事完了です…。
傷つき、見失ってしまった本当の自分を何処で取り戻せたと実感出来た1日で御座いました。
ちなみにラビリスタの天井では副産物としてレンジャーマヒルとプリンセスユイも手に入れております。
100連につき1体は持ってないキャラが出てるんだから今にして思えば浅い傷だったのかもしれないとは思うんですけど、あの時受けたショックは本物ですし、学んだ事は実際にちゃんとあったので良しとして下さい。