「東方強欲異聞」のサントラ「強欲な獣のムジカ」です。
お値段は定価の1320円でした。
このCDは昨年の東方紅楼夢で初配布されました。
ここ最近黄昏フロンティアから出ているCDを手にしてこなかったので、委託先も販売時期も全く調べず、おおよそ冬コミの委託と一緒に購入できるだろうと踏んでおりました。
が、年末にメロンブックスに行ってみてもCDは影も形もありません。
後に調べてみたら委託自体はあった物の、既に完売してしまったようですね。
仙台だと他にアニメイトでも取り扱いがあったようですが、そこも既に売り切れ。
しかしながら同人CDとは言え黄昏フロンティアは大手サークルで、東方のナンバリングに数えられる作品のサントラなんですから数は多い筈です。
ちょっと調べたらYahooショッピングとかでも取り扱いはあったので、給料が出てからゆっくり注文しても大丈夫だと思っておりました。
で、給料が出てからPayPayに残高をチャージして購入手続きをしようと思ったら、何とその頃には全部売り切れちゃってたんですよ。
再販時期も現状では未定なので、自分の読みの甘さを恨みました。
しかし諦めがつかなかったので粘り強く検索をかけてみたら取り扱っている通販サイトがまだあったので、アカウント登録して発送してもらい、今に至ります。
恐らくあの段階が再販掛かる前に手に入れられる最後のチャンスだったんだと思うので、何事も終わったと決めつけない心が大事なんだと思いました。
ただここまで労力を費やした割に自分は「東方強欲異聞」に関してどんなゲームなのか何も知らないんですよね。
後で調べてみたらジャンルは横スクロールアクションなんだとか。
たそフロなのに格ゲーじゃないんですね。
ただ開発中のスクリーンショットに村紗水蜜がいるのを見た事はあったので、その一点だけに注目して作品の名前が頭の片隅に残り続けていました。
何を隠そう自分は東方においてキャプテンが5本の指に入るくらい好きなので。
艦これを始めた切っ掛けだって木曾がキャプテンに似てたからですし、その位には思い入れがあるキャラなんですよ。
なのでサントラには「キャプテン・ムラサ」のアレンジが入るだろうと思って血眼になって探した次第です。
で、念願かなって聴く事が出来たアレンジですが、なかなか原曲に忠実ですね。
まぁ、公式アレンジなんですから原曲破壊系のアレンジなんてしないだろうとは思ってましたが、色々アレンジを聴いて回ってここに辿り着くと懐かしく思えると言うか、初心に帰るような感じがします。
初めてキャプテンに巨大なアンカーをぶち込まれた時の衝撃が脳裏に蘇りますね。
ちなみに今作から音楽の担当があきやまうにさんからziki_7さんに変わりました。
この方のアレンジって割と昔から聴いてるんですよね。
原曲の雰囲気を壊さない優しい曲調が多くて好きです。
あの原曲破壊系として名高い「蟲と東方と純潔ジャム」に提供している「渡る者の途絶えた橋」のアレンジでさえ原曲がちゃんと分かる方でしたからね。
あと「バンバード」で有名なmozellさんの所でもアレンジやってますよね。
「Pixel folklore」は音使いのとても心地良い神アレンジだと思ってます。
そんなzikiさんのアレンジの中で一番好きなのが「Atom girl」なんですよ。
「霊地の太陽信仰」のアレンジで大分昔にこのブログでも取り上げましたが、いまだに好きで良く聴いています。
このダークでメカメカしい感じがたまりません。
そんな名アレンジを生み出したzikiさんが東方強欲異聞でも太陽信仰のアレンジをやってるんですよね。
キャプテンムラサ目当てにCD買ったらこっちのアレンジもついてきてテンション上がりましたよ。
まぁ流石に「Atom girl」と同じ方向性にはしませんでしたけど、原曲からして好きなのもあって新たにアレンジが聴けたのは感慨深い物がありました。
そして東方公式作品だけあって神主のオリジナル曲も収録されてます。
ラスボス饕餮尤魔のテーマである「強欲な獣のメメント」と「有機体全てのメメント」です。
…って、ボスの名前なんて読むんだこれ?
調べてみたら「とうてつゆうま」って読むそうですね。
サガとかに出てくるトウテツパターンと何か関係があるんでしょうか?
そんな事より曲の方ですが、如何にも神主の曲って感じですね。
ZUNさんの曲と言えばZUNペットの音色だと思うんですが、自分は曲のバックで静かに聴こえるギターを耳にすると「ああ、神主の曲だ」と思ってしまいます。
この方にしか出せない音ってのは代えが利きませんね。
曲のボリュームも8分越えと気合十分ですし、聴きごたえがあって良きです。
そんなわけで久々の東方でした。
キャプテンが出てるのが気にはなっているのでゲームも見かけたら手にしてみたいですね。