「アレスタコレクション」のサントラです。
お値段は定価の4680円でした。
アレスタは主にメガドライブやゲームギア等のセガ系ハードで展開されていたシューティングゲームです。
PS4とswitchで発売されたアレスタコレクションにはアレスタ、GGアレスタ、GGアレスタ2、Power Strike II、そして完全新作となるGGアレスタ3の計5作品が収録されていますが、他にも武者アレスタとか電忍アレスタとか戦刃アレスタって作品もあったそうですね。
武者アレスタに関してはナグザットシューティングコレクションの方に曲は収録されています。
アレスタコレクションのサントラ買ってから思い出したんですが、このナグザットシューティングコレクションのサントラも大分昔に買って持ってたんですよ。
当時は「サマーカーニバル烈火」の音楽目当てで買ったと思うんですが、副産物的に武者アレスタのサントラも入手していたって事になります。
自分の浅く広い音楽の食い方が功を奏した事になりますが、信念の無さが透けて見えるので個人的には素直に喜べない節も御座いますね。
閑話休題ですが、アレスタは自分のゲーム音楽遍歴のご多分に漏れず遊んだ事はありません。
「じゃあ何で買ったんだよ」と言われますと、理由は2つあります。
1つ目はM3で出会ったアレンジCDです。
一番最初に行ったM3で「FMPSG10-bridge-」*1というCDをたまたま手にしたんですが、これにGGアレスタのROUND1のアレンジが収録されていたんですよ。
それを聴いたら何か耳に残って離れなくなってしまいまして。
結局「アレスタ」という作品名は原曲ではなくアレンジを通して自分の中に残り続ける事になってしまったんですが、近年そのアレスタをまとめたゲームが発売されると聞いてちょっと気にしていたんですよね。
調べてみたら開発は移植の精度の高さで有名なあのM2が務めていますし、これは期待出来るなと思っていたんですけど、そこで更にこのCDを買う2つ目の理由に遭遇しました。
完全新作として収録される「GGアレスタ3」の音楽を怒首領蜂シリーズで有名なあの並木学さんが手掛けるという事を知ってしまったんですよ。
もうこの事実は止めでしたね。
並木さんの音楽が聴けるなら5千円まで出せるわ、と思っていたら5千円でお釣りがくる価格でサントラの発売が決まったので是も非も無く注文して今手元にある次第です。
サントラとしては安くない部類だと思いますが、昇給もしたし多少はね?
って事で初めてアレスタの音楽にどっぷりと浸りましたけど、そもそもの話ゲームギアソフトのサントラってのはなかなか珍しい物だと思います。
なので他のGGソフトの曲なんて聴いた事も無いんですけど、アレンジじゃない原曲のGGアレスタのROUND1を初めて聴いて率直に思ったのは想像していたより澄んだ音がするんだなぁって事ですね。
CDのマスタリングが丁寧だとかそういう理由もあったりはするんでしょうけど、ファミコンやゲームボーイともまた違う音を出す事に驚きました。
セガの携帯機の凄さってのを今更ながら実感したような気がします。
で、それとは別に楽しみにしていたGGアレスタ3の音楽なんですが、並木さんの音楽をゲームギアの音源で聴けただけでも感無量でした。
ぶっちゃけて言うとWAVE1の「Hacking Storm」はニンドリのオマケCDで既に聴いていたんですけど、改めて聴いても良かったです。
個人的にはWAVE3の曲もバトルガレッガのステージ4みたいに作品の雰囲気をガラッと変える良いカンフル剤になっているようで好きですね。
並木さんのセンスの良さを感じる構成だと思います。
しかし音源に関して自分はド素人なんですが、GGアレスタ3は他のGGアレスタとはまた音色が違うように思うんですよね。
もっとファミコンのPSGみたいな音っぽいなぁと。
でもファミコンだけでもソフトに搭載するチップ次第で全然別な音が鳴ったりするので、令和の時代に作られたゲームギアのソフトだから他のGGアレスタとは違うんだと思ったりはしませんよ。
むしろゲームの音の奥深さを改めて知ったように思いますし、並木さんの音楽なんだからオールオッケーです。
CDには他にも未使用音楽やアレンジなんかも収録されているので、ゲームを遊んだ人も是非どうぞ。