ワンダラーズ・フロム・イースへの思い

最近、パソコンで「イースフェルガナの誓い−」という新作が発売されました。
もう既にリリースされている事は知っていたんですが、タイトルから察するにⅣのリメイクのようなので、購入は見送っていました。
しかし本日、遠藤君が最近イースⅠ・Ⅱをやり始めた経緯から新作の値段を調べる事となり、急遽電気店へ。
棚においてあったパッケージを見ると、価格はイースの楽曲を100曲以上網羅した8枚組BOX−CDアルバムが付いた初回限定版で7800円でした。
…というか、今は初回限定版しか売ってないんですけどね。
それにしても、PS2のソフトなどと値段を比較してしまう所為か、高く感じてしまいます。
しかも未プレイのⅣには食指が湧かないので、尚更手にする気が起きません。
とりあえず仕様も見てみようと、パッケージ裏も拝見します。
「…ん? これってエレナじゃないか?」
エレナとはイースⅢに出てくるヒロインです。
かなりリファインされてはいますが、やっぱりこれはⅢのエレナにしか見えません。
更に違う箇所にはエレナの兄のチェスターらしきキャラも描かれています。
…おかしい。
確かフェルガナってⅣの舞台だよな…。
疑惑を持ってしまったので、文面にも目を通してみます。

フェルガナ地方で何か不吉な事が起きている―――。


若き冒険家アドルは、親友のドギと共に各地を旅する中で不穏な噂を耳にした。
火山活動の兆候や魔物の出現といった怪異の数々、領主の圧政に苦しむ領民たち…。
フェルガナには、ドギの故郷・レドモントの街もある。


フェルガナ地方を目指すことにしたアドルには、予感があった。
殆ど威嚇的ともいえる新たな冒険への予感が―――。

「あああぁぁぁぁぁぁっ!! これⅢだぁぁぁっ!!」
思わず遠藤君の横で声を張り上げてしまいました。
確かにこのパッケージには「レドモントの街」とか懐かしい名前が書いてありますし、間違いありません。
この時、Ⅲの舞台が「フェルガナ地方」で、Ⅳは「セルセタ地方」だったと言う事を思い出します。
ティグレー採石場とか、イルバーンズの遺跡とか、バレスタイン城などの細かい地名なら覚えてますが、地方の名前自体はすっかり忘れていました。
そうなるとこのゲームが途端に魅力的に映ります。
実は小学生の頃に始めて遊んだイースがこのⅢで、朝から晩まで一生懸命に攻略していた思い出があります。
オレをアクションゲームの虜にしたのは、このイースⅢとロックマンなんですよね。
そのⅢがこれほど美しいグラフィックで、しかも3Dとして蘇るとは…。
「欲しい…。超欲しいぞ、これ…」
更にⅢのサウンドトラックを含むBOX-CDが付くとなれば、もう辛抱堪りません。
「遠藤君。これを明日にでも買うぞ」
「ええっ!? 決断早くねぇ!?」
イース熱が復活してしまったオレを止めることなど、最早誰にも出来ません。
早く「新生イースⅢ」を遊んでみたいものです。