- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: DVD
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足が異様に発達した孫とか、ぬりかべの様な厳つい肩を持つマフィアとか、ネズミみたいな整備士とか、とにかく登場する人物はみんな極端な体格をしています。
でも身体の動きは物凄くリアルなので、そのギャップが妙に面白くて見始めると止まりません。
あと、台詞が非常に少ないのも特徴でしょうかね。
主人公のおばあちゃんは前編通して二言か三言しか喋りませんでしたし、孫に至っては最後の最後で一言喋っただけです。
その代わり歌や音楽のクオリティが非常に高く、場面によっては台詞以上の効果を発揮する場面さえありました。
その辺がとても上手でしたね。
本当に日本では絶対に在り得ない様な、既成概念を全てぶち壊す不思議な作品でした。
おばあちゃんの孫への愛が溢れていてとても面白かったです。
…そういや、アカデミーの授賞式でこのベルヴィルのテーマソングが歌われていたような気もします。
確か歌曲賞にもノミネートされたんでしたっけか。
あの時は「モーターサイクル・ダイアリーズ」に負けちゃってましたけど。
でもノミネートまでされたんですから、音楽の出来も頷けるというものです。
ちょっとサントラが欲しくなりましたよ…。