親父の買ったマンガ

宗像教授異考録 第1集 (ビッグコミックススペシャル)

宗像教授異考録 第1集 (ビッグコミックススペシャル)

珍しく親父がマンガを貸してくれました。
内容は宗像教授と言う方が各地で色んな研究と考察をするっていう話なんですが…。
まぁ、平たく言うと「マスターキートン」みたいな感じですかね。
親父が薦めるだけあって、なかなか面白かったです。
特にインドでの「悟りの境地」の話は興味深い物がありました。
人が死ねば「我(アートマン)」という霊魂となり、宇宙を創造した神「梵天ブラフマー)」へと戻ってまた別な人間に転生するんだそうな。
つまり、世の中の誰もが自分のいつか生まれ変わる姿であり、どこかで生きていた姿だったって事ですね。
こういう思想はインディアンの円環の思想と通ずる物があると思います。
水滴も鳥の巣も季節も星も宇宙も、全ての物は円環になろうと努めていて、人の命もまた子供へと受け継がれていく。
更に言うと、人生は子供から始まり、大人になって老人へと至り、老人は無垢な子供の心へと戻り、死して生命(ワカン)に還って、また命が生まれる、と。
地球の真裏に住むインド人とインディアンが同じような思想を持って生まれたということは、生命は元々一つだったと言う事の証明なのかもしれませんね。


まぁその辺はともかくとして、歴史や文化の知識は得ようと思ってもなかなか触れ合う機会が無いので、こういうマンガは貴重だと思います。
最近発売されたばかりなようなので、気になる方はどうぞ。


それにしても、何かこういうのを読むとマスターキートンを読み直してみたい気持ちに駆られますね。
この前ゲオでDVDがレンタルしているのを見つけたんで、久々に手を付けてみますか…。