仮面ライダーカブト 第7話

今週から「完全調和(パーフェクトハーモニー)」を謳い文句にする仮面ライダーザビーが本格参戦です。
自らが指揮する直属部隊「シャドウ」を率いていますが、命令次第ではゼクトルーパーもワームに対抗しうるんですね。
そうなるとシャドウ登場前にまた全滅した別なゼクトルーパー部隊が不憫で仕方なく思えるんですが。
むしろいじめにすら感じますって。
今後は然るべき人に然るべき訓練を受けていただきたいですな。


一方、天道家では優雅な朝食が繰り広げられています。
で、その晩の飯のメニューは樹花の希望で湯豆腐となったんだそうな。
更に妹は「南斗水鳥拳」のポーズをかまして、登校していきました。
…良いキャラしてるなぁ。
何かまた妹ファンが増えそうな予感がします。


その後、天道は樹花の希望通りに高級絹ごし豆腐を調達に向かいます。
が、そこでザビーに変身していた矢車と遭遇。
しかも2人とも同じ絹ごし豆腐が目当てであるとも判明します。
更に豆腐はあと一丁しか残っていないと来たもんだからさぁ大変。
片や妹の為に、方や部下の為にと言って2人はお互いに一歩も引きません。
で、とうとう「お前に天を語る器があるのか?」「器なら持ってる。お前のよりも大きい奴をな」と豆腐を入れる容器の比べあいまでする始末です。
それを見て「ホントだ、天道の器の方がでけぇや!」と言って笑っていたら、豆腐屋の店主も「本当だ大きいや。がはははは!」と笑い出したんでビックリしました。
ああ、なるほど。
これが矢車の言っていた完全調和(パーフェクトハーモニー)なんですね。
まさかそれをオレが豆腐屋の親父とやってのけてしまうとは…。
視聴者に劇中の出来事を追体験させるという高等テクニックまでやってのけるなんて、やはり今年の米村さんの脚本は一味違いますな。


更にその後、暴走した2人はビストロ・サルまで行って絹ごし豆腐を賭けた料理対決を始めます。
一体こいつ等はどこまで人様に迷惑をかけたら気が済むんでしょうかね。
もはや完全調和もへったくれも無いですよ。
で、天道は中華風冷奴を、矢車は麻婆豆腐を完成させ、ひよりに判定させます。
結果は矢車のマーボーが勝ち、豆腐を持ち去っていきましたが、その豆腐一丁でどれだけの部下と飯を分け合うつもりなんでしょうか。
天道兄妹にあげた方が適してると思うんですけどねぇ…。
ちなみにひよりが勝敗を決めたポイントは温かい食べ物の方が好きだったからなんだそうな。
…いや、もう何だって良いですよ、本当に。


そんな何となく不毛な激戦の後、加賀美はワームの行動予測の法則に基づいて岬さんと囮の結婚式を開きます。
今回のターゲットは花嫁と花婿だと踏んだようですが、正解は「白い服を着た人間」だったようで大ハズレでした。
それにしても、そういう法則があったとしてもワームが人間を襲う理由はイマイチよく解かりませんね。
クウガグロンギは人類殺害を「ゲーム」として楽しんでいたわけですけど、ワームは通常形態では喋れないのでその辺が語られません。
今後色々と明かされていくとは思うんですが、予測もつかないのは少々歯がゆくもあります。
まぁ、驚くような理由が明かされるのを期待しましょうかね。


で、式場に現れたワームとその大量のお供にザビーが、単体で襲い掛かってきた奴にカブトがそれぞれ応戦します。
そしてついに2人のライダーが相見えました。
いきなり喧嘩でもおっ始めるのかと思いきや、以外にも共同戦線を張って全てのワームを撃退します。
そしてその後、矢車の方から天道へのZECT加入を求めますが、己の道を行く彼はそれを拒否。
結果、いよいよ二人の戦いの火蓋が切って落とされる事になったのですが…。
残念ながら本日はここで終了と相成ってしまいました。
相変わらず良い所で締めくくっていますが、まぁ続きが気になるのは良い事でもあります。
静かに来週を待ちましょうかね。