交響詩篇エウレカセブン 最終回1時間スペシャル

さて、先日も言った通り今日はエウレカセブンの最終回です。
頑張ってリアルタイムで見ましたが、1時間スペシャルと言うよりも2本立てスペシャと銘打った方がしっくり来るような気がします。
だってちゃんと1話毎にエンディングとかがありましたからね。
まぁ、大団円だったから良いか…。

第49話「シャウト・トゥ・ザ・トップ!」

前回はタイプゼロとタイプジエンドの決戦でしたが、今回はホランドとデューイの決戦でした。
鬼のような迫力を湛えた303と、ブリッジに突貫する月光号が印象的でしたが、結局は星の命と直結したデューイの自害によって最悪の方向へと傾いてしまいます。
エウレカコーラリアンの形に戻ってしまい、これからどうなる…って辺りで話が終わってしまいました。
いやぁ、これで2本立てスペシャルじゃ無かったら続きが気になって暴れる所でしたよ。
スタッフも粋な事をしますなぁ。


ところで、今回は序盤で地球が見えるようなドラクエ6っぽい大穴が開いちゃいましたが、グレートウォールってあんなに薄かったんですね。
ノルブとサクヤが通過できなかったのって、一体なんだったんでしょう?
…いや、今となってはもうどうでも良いんですけどね。

第50話「星に願いを」

最終話で日本語タイトルを持ってくるってのはなかなかニクイですね。
やっぱり特別な話っていう雰囲気が出てます。


さて本編の方ですが、オレンジの空と巨大な樹に、エウレカを中心とした黒い球体まで登場と、何かもうまんまAIR/まごころを、君にみたいな状態になっちゃってます。
最終回に来て露骨にエヴァ全開ですな。
とりあえずこれは世界が終わる一歩手前の所でエウレカが足止めしてくれてるって事のようなんですが、何か正直よく解かりません。
まぁ、実質サードインパクトみたいな状態なのは間違いないと思うので、そう解釈しておきましょうか。
で、これを止める為に月光号はエウレカの元に向かい、ブリッジではレントンと子供たちがコンパクドライブを通して通信を試みます。
がしかし、エウレカへの呼びかけに反応は無く、月光号の前にも抗体コーラリアンの大群が立ち塞がって絶体絶命の状況に。
武装も尽きかけ、船体へのダメージも無視できない状態になった時、レントンニルヴァーシュを使って直接エウレカの元へ行く決意を固めます。
すると、何とニルヴァーシュSpec2がコンパクドライブの光を湛えた白い機体へと変貌を遂げてしまいました。
…って、見た目超微妙じゃん!!
これじゃ脇役の303の方がまだ遥かにカッコいいな…。
コックピットもガンバスターのみたいになってるし。
まぁ、とりあえずその進化したニルヴァーシュで抗体コーラリアンを一掃した後、エウレカの待つスカブコーラルの中心まで一気に飛んで行ってしまいます。
そして、2人は感動の再会を果たしますが、その瞬間コンパクドライブには
ハートに包まれたレントンエウレカの文字が!!!


ジ…


ジ…



Gガンダム



再来じゃぁぁぁ



ぁぁぁぁぁっっ!!!!




と、とうとうここまで来たかエウレカセブン…。
あの石破ラブラブ天驚拳のトラウマまで見事に再現してくれちゃって…。
本当にどこまでパクりゃ気が済むんでしょうか…?


まぁ、とりあえずこれによって世界は崩壊から救われ、人類とスカブはそれぞれ別々に進化の道を模索する事になりました。
で、なんと月光号に居たゴンジイも人型コーラリアンだった事が判明し、彼も元の場所へと帰って行きます。
…しかし、3人目の人型コーラリアンジジイで良かったのかは謎ですが、まぁそれももう良しとしましょう。
何だかんだで面白かったですからね。
予想に反して、誰一人死にませんでしたし。


それから物語は1年後に移行します。
モーリス達3人はアクセル・サーストンに引き取られ、みんなで家族の証であるハンバーグを食っていました。
どうやらレントンエウレカはまだ戻ってきていないようです。
で、「ワシらは待っとる。早く帰って来い」とアクセルが呟き、例のハートに包まれた二人の名前が刻まれた月祈りを捧げます。
そして森に佇む例のレントン達が映し出されて、物語は幕を閉じました。

総評

さて、これで1年に渡るエウレカセブンの放送が終了と相成りました。
とりあえず一言でこの作品を形容するとすれば「アニメの闇鍋」って感じですかね。
最早「お前がアニメーションに於いてのスカブコーラルじゃねぇか!!」って言いたくなってしまいますけど、作品のレベルとしてはやはり高かったように思えます。
っていうかこれでダメだったら他の作品に失礼でしょうな。
でもストーリーにグロや鬱展開も多分に含まれていたので、総合すると五つ星中で「星三つ半」って所でしょうか。
まぁ、それでも「ハッピーエンド版エヴァ」を見れたような気もしますんで、それだけでも見続けた価値はあったんじゃないかと今は思っています。
今後もゲームやら何やらで作品はまだ続いていくと思いますが、製作スタッフの方々は1つの区切りを迎えたと言う事で、ひとまずお礼の言葉を述べさせていただきましょう。
1年間本当にお疲れ様でした。
次回作はグロと鬱を少なめでお願いしますね。

何となく思ったこと

エウレカの最終回は「ふたりはコーラリアン Max Heartって形容しても良いんじゃないかと思ったんですが、ダメですか?
そうですか。