「鉄人28号 白昼の残月」鑑賞（ネタバレあり）

鉄人28号 白昼の残月 DVD

この間ゲオで借りてきたのを鑑賞しました。
監督が今川泰宏さんという事で、ジャイアントロボのような熱い作品になると期待していたんですが、蓋を開けてみるとロボット物というよりは鉄人28号を題材としたミステリー＆ヒューマンドラマと言った趣でしたね。
なので鉄人の活躍はほとんどありません。
その分戦後の高度経済成長期の日本の空気感は非常に良く描かれているんですけど、当時鉄人を見ていた世代がこれを見て喜ぶとは思えませんし、やっぱ素直に鉄人の血沸き肉踊るような暴れっぷりを堪能できた方が良かったんじゃないかと個人的には思います。
万が一「この作品の魅力は鉄人じゃねーんだよ！」という人が居たとしても、「だったらそんなもん鉄人でやるな！！」と言える訳ですしね…。
それに金田博士に隠し子がいたっていう設定も何か蛇足感があるというか、あまり良い話には聞こえませんでしたし。
そこにちゃんとした理由があったにせよ、やっぱり正義の主人公の父親にそんな不倫みたいな話があったら、良い様には到底思えませんしねぇ。
それこそ当時のファンからすればがっかりするんではないかと。
うーん、やっぱ今川さんのピークはジャイアントロボまでだったのかな…。
そんなわけで、なんとなく口直しに「ジャイアントロボ 地球が静止する日」の最終話が見たくなってしまいました。
あとでちょっと見ようと思います。