仮面ライダーディケイド 第2話「クウガの世界」

ディケイド最初の舞台は平成ライダーシリーズ第一作目のクウガの世界となりました。
クウガはリアルタイムでは少ししか見てなかったんですが、後にDVDで全話見てすっかり虜となってしまった作品です。
あの綿密なシナリオ、妥協の無い映像作り、そして熱い展開と、その全てが自分にとってある種の伝説にまでなっています。
そんな最も好きなライダーである「仮面ライダークウガ」が日曜朝8時に帰ってきてくれた事は素直に嬉しかったです。
あの変身とあの効果音、そして久々に聞くグロンギ語に胸高鳴りましたが、どうにもその世界に感慨深く浸っている気持ちを士が邪魔してくるんですな。
クウガグロンギとの戦いの場や警察の会議などに平然と割り込んできますし、何かあの世界の良さってのをことごとく壊していっているようにしか思えません。
まぁ、ディケイドは全てのライダーを倒す存在ってわけでもありますし、それ故に戦闘や推理の面でも人より一歩抜きん出ていて然るべきな上、作品上の主人公はあくまで士なんであの立ち居地にいるのも仕方ないっちゃ仕方ないんでしょうけど、それにしたって士の演技が下手過ぎるんで結局はただの邪魔者にか見えてないんですよねー。
放送直前にやっていたテレ朝開局50周年記念メッセージも滅茶苦茶棒読みでしたし…。
こればっかりは役者さんが育ってくれなきゃどうにもならないんで、早い所カブトの天道総司ぐらいの貫禄を出せるようになってもらいたいものです。
でも今回の話は悪い所ばかりが目立っていたわけでも無いんですよ。
クウガの劇中でイメージ程度にしか見れなかった「黒い瞳のアルティメットフォーム」が登場したり、アクションは全体的に頑張っていたりもしましたからね。
癖のある台詞回しも嫌いではありませんし、はやり作品として十分な魅力は備えているんではないかと。
というわけで来週も結構楽しみにしています。
ディケイドがそれぞれの世界でするべき事が何なのか、早くその真相が知りたいですな。


あ、でも士が女の人の顔面をグーパンチしたのはちょっと絵的に不味かったんじゃないかと思いましたよ。
あくまでお子様向けの作品なので、ああいう描写はやめて欲しいと正直思いました。
今後は気をつけて頂きたいものです。