今日の東方アレンジCD


突然ですが、今年の夏コミの東方アレンジCDって妙にジャケ絵がエロいのが多くないですか?


と思ったので今回は「2009夏ジャケット絵がエロい東方アレンジCD特集」と題してお送りしたいと思います。
普段は音楽性でチョイスしてるので、たまにはこういう方向で選んでみるのも面白いかなとも思いましたんでね。
まぁ、とにかく行ってみましょうか。


1枚目はIRON ATTACK!の「FAR EAST JUDGMENT」です。



(山田)エロいっ!
(無縁塚)行っといで!


というわけで映姫様何を咥えてらしゃるんですかと思いつつ買ったCDなんですが、中身は相変わらずのパワーメタルで凄く良かったです。
前回で既に星蓮船に手を出しているんだから今回はどんな手で来るのかと思ったら、魔理沙、アリス、パチュリーの三大魔法使いのテーマをそれぞれアレンジするという方向で持ってきたんで、これまた予測の範疇を超える物を出してきてくれたなと思いましたね。
個人的に人形裁判のアレンジである「Ex.Human Operation」がすげぇカッコ良かったです。
あとハートフェルトファンシーや狂気の瞳のメタルアレンジもなかなかやってくれる所が無いんで、結構貴重かなと。
ジャケ絵で釣られるも良し、中身で惹かれるも良しの良盤だと思います、はい。


お次ははちみつれもんの「東方天楼華」です。



(こがさな)エロいっ!
(聖輦船)行っといで!


いや、小傘と早苗さん以外に霊夢もかなりヤバイと思うんですけどね。
全体的にボリュームアップし過ぎです。
まぁ、それ言ったらここのジャケは以前からそうなんですけど。
とにかく内容ですが、多々良小傘のテーマである「万年置き傘にご注意を」をオーケストラアレンジに仕上げてきたのにはちょっと驚いたなと。
これを出だしの一発目に持ってくるってのもまたインパクトありましたしね。
後はヴワル魔法図書館や砕月のボーカルアレンジとかも通好みなチョイスですし、「魔法使いの憂鬱」ってアレンジも聴いてて中々心地良かったです。
今後もスルメの様に味わい深いアレンジを量産していただきたいですな。


3枚目はPizuya's Cell×MyonMyonの「NUCLEAR BLAST」です。



(お空)エロいっ!
マントル)行っといで!


うーむ、何なんでしょうかあの緑の汁は?
あんまり核融合とかと関係は無い気がしますが、それでも色々とエロいです。
で、今回のCDは3月に行われた東方例大祭6で配布された同サークルのCD「Yellow Cake」の完全版となっています。
このCDは買い逃してしまった一品だったんで、このような形で再生産されてくれて非常にありがたい限りです。
ぴずやは最近ボーカル物に力を入れてCDをリリースしてしますが、このCDでは「Death Charge」でオレのハートを鷲掴みにしてくれたYAMAGENさんをボーカルに迎えるという正に自分のツボを捕らえた一品となっています。
更には7曲目の「Unconciousness Brutal Goes Consiousness」でBLANKFIELDのwarinsideさんがギターで参加されてたりするんで、尚更買わないわけにはいきません。
と言うかぴずやさんやみょんさんのギターが聴けるだけでも既に買う価値はあるんですけどね。
そんなわけで発売前からここのCDは非常に楽しみにしていましたが、実際に聴いてみるとデス声連発で非常に人を選ぶ内容になっていたかなと思いました。
いや、YAMAGENさんは「Death Charge」でもデス声を披露されていましたけど、今回のはあの時ほど生易しくは無かったんで。
何と言うか、まだ変身を2回は残してたって感じですか。
いやぁ、この方は本当にデスメタルが好きなんですね…。
ただ勘違いして貰っては困るんですが、YAMAGENさんの歌声は自分が今まで東方アレンジで出会ってきたデス声アレンジの中では群を抜いて上手だったんですよ。
更に緑眼のジェラシーのアレンジである「Clarity Green」ではデス無しのしっとりしたバラードも聴かせてくれましたし、やはりこの方の実力は本物だなと思ったんで。
つまりは好みさえ合えば絶対にここのCDはオススメ出来る物だと思ったわけです。
デスメタル好きなら是非どうぞ。


4枚目はInnocent Keyの「東方サマーバケーション」です。



(触手)エロいっ!
(海)行っといで!


いや、幻想郷には海なんて無いのにまたとんでもないネタを用意してきましたな。
二次創作者の業は旧都より深い気がします。
で、曲の方ですが、相変わらず電波が多いです。
でも今回はガチ曲の数も割かし多かったように思いましたね。
特に驚いたのがインストゥルメンタルなのに非常に美しいと思えた「風鈴」という曲です。
よもやInnocent Keyでこいういうのが聴けるとは思っても見ませんでしたね…。
こういうのは普通QLOCKSとかがやるもんだろ。
でもこのような綺麗な曲が多かった分、個人的に定評のあるギターアレンジが少なかったのがちょっと不満だったかなと。
今回の内容に決してギターが無かったわけでは無いんですが、やっぱガチ曲の方にギターが欲しかったと思いましたんでね。
前作に収録されていた「Existence Vision 〜見据えた真実」が良すぎた分、色々と欲がでたのかもしれませんけど。
ともかく次回は出来たらギター多めで頑張って欲しいと思います。


5枚目はt=NODEの「四季-夏- Illusion of Sky」です。



(フランちゃん)エロいっ!
(また海)行っといで!


海繋がりでこちらのCDを取り上げてみましたが、アングルきわど過ぎだろ…。
しかもスカーレット姉妹が着てるのはスク水ですか?
これは一部の人々が狂喜乱舞しかねませんよ。
とまぁ、ジャケの話はさて置いて中身の方ですが、隠れた名曲を排出し続けているサークルさんだけあって今回も出来は素晴らしかったです。
1曲目の霊知の太陽信仰アレンジから壮大な映画のエンディングを見ているような気になったり、続く2曲目の緋想天アレンジも丁寧で美しい音選びと絶妙な緩急のつけ方で「こういうのが聴きたかった!」と思える物に仕上げてくれて、堪能してて何か胸が温かくなりました。
更にゲストで参加されていたCrazy VoltageさんやRD-Soundsさんや黒夜葬さんのアレンジも見事だし、シメの「今昔幻想郷」のピアノアレンジも切なくなるような良い曲で最後の最後まで飽きずに聴く事が出来たんで、流石だなと。
いやぁ、こういう決して大手じゃないけど良い作品を排出し続けてくれるサークルさんって良いですよね。
自分の中でもあまり人様に知られて欲しくない、隠れ家的な所なんですけど、今回はまぁ特別に御紹介と言う事で。
みんなジャケがエロいのが悪いんだ、畜生。
とにかく今後も胸を打つような美しいアレンジを作り続けて欲しいと思います。


6枚目はPocket ADの「東方ロマンティック・ゴシック」です。



(またフランちゃん)エロいっ!
(紅魔館)行っといで!


さっきより露出度が多くなってるってどういうことなの…?
しかもその舐めてる血何ですか。
俺達を挑発しt(ry
それで中身なんですが…、まぁぶっちゃけ非常に平凡なアレンジなんですよね。
曲に緩急もないし、大胆なアレンジも無い。
ギターも打ち込みだし、選曲もそれなりと。
せめてもっと盛り上がり所とか用意したり、Driving kitchenみたいに他の曲のエッセンスを散りばめたりするような遊び心でも無いと聴き手に面白いと感じさせられないんではないかと。
例大祭で出してたKORG-DSでのアレンジとか、題材への着目とかは良いと思うんで、後はもっと作り手側が楽しんで作ってくれたらと思います。
…まぁ、受け取り手が何を言っても偉そうになるだけなんで、余計なお話はこの辺で。
ともかく頑張って頂きたいです。


7枚目はふぉれすとぴれおの「T★GIRLS.02」です。



(みんな)エロいっ!
(紅魔館と永遠亭)行っといで!


ホンマにフランちゃんの露出サービスは五大陸に響き渡るでぇ…。
更には中国とかうどんげとかもかなり来てますな。
でも咲夜さんは今回PADじゃなかったn(ry
しかしまぁ、ここのサークルさんは色々と癖が強いですね。
特徴的なボーカルさんが歌っていたり、アレンジが電波とはまた違う方向で甘ったるかったりするんで。
これならいっそInnocent Keyみたく電波ばかりの方向で割り切るってのも悪くは無いんじゃないかと思うんですが。
…でもそれならそれで「東方流星曲」みたいな名盤も生まれなくなってしまうんで、一概に良いとは言い切れませんか。
でも今回収録されていたU.N.オーエンアレンジである「CONTINUE... YES or NO?」や、神々が恋した幻想郷のアレンジの「Emotional Blush」とかはなかなかはっとさせられる出来だったんで、良かったんではないかと。
ただ次回はもうちょっとカッコ良いの多めでお願いします。


ラストはIemitsu.の「Re1」「Re2」「Re3」です。





(もうとにかく)エロいっ!
(異変解決に)行っといで!


これはワッツに夏コミで買って来てもらったCDの第2弾です。
CD3枚同時リリースという無茶をやってのけたサークルさんですが、無茶なのはジャケも同じですね。
何か雰囲気がエロいです。
で、中身ですが、茶太さんがボーカルをやっている曲に関しては何の問題も無いです。
アレンジも水準以上です。
が、問題なのはそれ以外のボーカルさんですね。
折角良い曲なのにボーカルの力量が伴わなくてアレな出来になってるのが結構御座いました。
非常に勿体無いと感じたので、次回作では思い切って全部茶太さんにお願いするとか、新しいボーカルさんとかを雇って欲しいと思いました。


世の中まだ凄いジャケのCDってのは色々あるんでしょうが、今回はこの辺で。
また見つけたら取り上げてみたいと思います。
ちなみに「エロいっ!」って奴の元ネタが分からない方は以下の動画を見るといいですよ。
多分開始30秒ぐらいでネタが全部理解出来ると思うんで。
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