今日の買い物

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO」の8巻です。
お値段は350円でした。
結局中古で買っちゃったよ。
でも話は最後の最後まで面白かったです。
と言うかもう愛とか憎悪とか命とか、そういう領域に至っていたのが凄かったです。
生きとし生けるものが背負った命題は自分より優れたものを生み出す事だと思いますが、人間が自分より優れたものとして生み出したものがロボットだとしたら…と言うのがこの話の本質だったのかなと。
人間を必要とせずに生きて、進化していく機械があるとしたらそれは革命的だとは思いますが、しかしそれが辿る末路が幸せなものかどうかは今の自分には想像できかねます。
生み出してやった子の事まで考えてやるのが親の責務だと思うので、そこまで至らない自分はやはり未来に生きてはいないんだと思いますが、別にロボットが後の世の覇者だって決まったわけでもないんで思い悩むには早すぎる気もしますな。
まぁ、とにかく面白くて哲学的な素晴らしいマンガでした。


あ、そういやロボットたちが涙を流す姿を見て、やはり自分は岩本版のロックマンXを思い浮かべてしまいました。
「アトムに通じるものがあるんじゃないか」とかアトムもろくに知らずに語った覚えがありますけど、あの時の意見は間違ってなかったのかな…?
何でそんな意見に至ったのかわかりませんが、どちらも人の枠を超えた「進化」の物語だったと思うので、どちらも楽しむ事をオススメしておきます。