「杜の奇跡17」レポート

遅い出陣

当日家を出たのは午前10時40分ごろでした。
例年ならこの頃は既に列の只中に居るんですが、最近は色々と疲れが蓄積していたんでそれに合わせて出発も遅れ気味になってしまいました。
色々と情熱や気合が足りないと言われればそれまでですが、例大祭SPもこんなペースで行っても問題無かったんで悪い癖も付いたというか何と言うか…。
と言うわけで開場直後の11時10分頃にAERへと到着し、入り口でパンフレットを購入して会場へと潜入しました。

まずは音屋

私事で恐縮ではありますが、まずイベントと言えば音楽関係であります。
ここでしか巡り合えない音楽、そして人との出会いが私の何よりの至福ですのでね。
で、やってまいりました音屋関係のF列へ。
まず訪れましたのはメタルアレンジで有名な上に今までCDもわんさか買わせて頂いております「まぐなむお〜ぱす」さんです。
博麗神社例大祭5でCD購入してからずーっと買い続けているサークルさんですが、まさか宮城までお越し頂けるとは思ってもみませんでした。
スペースには魅魔様のコスプレの方もいらっしゃり、気合の入り方の違いを見せつけて下さっておりましたが、残念ながら自分は新作の「東方幻想史紀 〜 Record of Ancient Chronicles 〜」は委託で購入しておりましたので買える物が御座いませんでした。
旧譜も会場に持ち込まれていた分は全部持ってましたしね…。
杜の奇跡に出ると知っていればこの日まで我慢していたんですが、残念な限りです。
今回は本当にマジで泣く泣くスペースを後にさせて頂きました…。
あ、ちなみに新譜の神話幻想のアレンジがマジで半端無かったんでお勧めしときますよ、ええ。


で、次に向かったのはロクプラスさんです。
第1回の東方杜郷想で出会って以来、可能な限り追い続けてきたサークルさんであります。
今回もオルゴールアレンジに出会えるかなと思ったら、案の定でしたよ。
新譜の「TOHO MUSIC BOX Ⅰ」を発見です。
更にまだ買っていなかった「まさかど☆くらいしすっ!」さんの「ねたまCD」もあったんでこれも購入です。
そしておまけにポストカードも頂いちゃいましたよ。



いやぁ、まさかどさんは個人的に大好きなおのっちさんが参加されているサークルさんなんで、それ目当てで買っちゃいました。
今回のパルスィのアレンジもカッコ良かったです、マジで。
あとロクプラスさんのオルゴールアレンジも変わらず良かったですね。
安定感ももちろんありましたが、「渡る者の途絶えた橋」ってオルゴールアレンジにされると神秘的に感じるから不思議です。
と言うか…疲れている時に聴くと眠くなってしまうのが…最大の難点ですな…。
新譜、寝落ちせずに聴ける日は来るんだろうか…。


お次は柳瀬川さんです。
前回はボーカルアレンジを出していたような記憶がありましたが、今回はインストでした。
一気に買ってないCDを3枚購入ですよ。



今回はトランスがメインなようで。
何か聴いてて異世界に連れて行かれるようでしたよ、ええ。
これまた疲れていると色々と持って行かれそうで怖いですな。
でも作業用BGMには良い感じです。
今度使わせて頂きますよ。


最後はあの超大手の舞風さんですよ。
「何でこんな宮城のよろずベントに来てくれたんだ!?」と思ってたら時雨さんって仙台出身だったんですね。
思いっきり同郷じゃん。
ワッツと一緒にアレンジにも歌声にもアニメにも惚れていたんで、身近な人だったと知ってちょっと嬉しかったり。
で、まだ買ってなかった夏コミ新譜の「Yumetuzuri」をゲットですよ。



こちらもポストカードつきでした。
夏コミとか行かずとも特典までゲットできるのは有難いですね。
宮城に生まれて良かったよ。
アニメ2話も楽しみにしておりますよ。

本も買わずにイベントとな?

以前はCDを買ってばっかで同人誌には見向きもしてませんでしたが、ミーの奴も読むようになったんで最近はこっちにも重点を置いています。
ってわけで何か手土産を用意しないとと思って寄らせて頂いたのが「りーぬはうす」さんですよ。
こちらでは総集本とか扱ってたんで色々ゲットです。



秋の夜長に楽しませて頂きますです、はい。

オレが、オレ達がレイヴンだ

そのあと会場をぶらぶらしていたら、スペースにアーマード・コアのプラモデルを飾っているスペースを発見してしまいました。
卓上には何やらACの如きメカニカルなイラストの掲載された分厚目の本が置かれています。
これはまさかのAC本かなと思って手に取らせて頂き、お話を伺うと…

???:実は私、アーマード・コアの開発に関わった事があるんですよ。


というまさかの答えが。
大のACファンであるが故に、自分も思わず会話のキャッチボールを続けてしまいました。

オレ:え!? あの、自分もレイヴンなんですが…。
???:ああ、レイヴンって名前とかも自分が考えまして…。この本は16年前に出したヴァルケンの同人誌なんですが、ここからACの開発に流用した設定も多くて、ある意味ACの元になった本でもあるんですよ。


…な、なん…だと?
これは…とんでもないお方と巡り合ってしまったのかもしれない…!
とにかくもう居てもたっても居られなかったので、図々しくも反射的に固い握手までさせて頂きました。
で、100円を払ってこちら「重装機兵物語」をゲットです。



それから家に帰って本をある程度読ませて頂いたんですが、あの時握手までさせて頂いた方は「かちょー嘉一」さんと言う方で、マクロスアクエリオンで有名なメカデザイナー河森正治さんと共にアーマード・コアのデザインをされていたんだそうです。
具体的にかちょーさんはACの基礎となるロボットのデザインをされ、その他にもゲームシステムその物にも携わっていて、実弾兵器やエネルギー兵器の概念から「レイヴン」や「ナインボール」に代表される各種固有名詞、エンブレムに至るまでこの方が手掛けておられたと知り、驚きを隠せませんでした。
更にはAC伝統の兵装である1000発マシンガンのデザインもこの重装機兵物語に登場するヴァルケンの兵装「サンダーフラッシュ」そのものであると知って驚愕。
自分が遊んだ最初期のACである2の頃から索敵ミッションで必ずと言って良いほどお世話になっていたあの千マシの出生の秘密まで知る事が出来、しかも千マシの…いや、ACの生みの親とも言えるお方とお会い出来てお話までさせて頂き、握手まで交わしてしまった事が本当にうれしく思えました。
いや、宮城スゲェ…。
こんな出会いまであるなんて伊達じゃねぇな。
まさに杜の奇跡だよ。


とりあえず全世界のレイヴン諸君に告ぐ!
仙台は良い所だぞー!


本当にこの本はAC界の宝だよ…。
きっともっと色々な驚愕の事実がここに記されているんでしょうからね。
じっくり読むよ、これから。
そして墓まで持って行くぜ。
今日からこれは我が家の家宝だ。
今度ムイさんにもみせてやろうっと。

そしてヘヴンタイムへ

と言うわけで今は色々堪能させて頂いております。
しばらくは暇しなくて済みそうですよ。
今年の秋の夜長は楽しくなりそうです。