アニメの放送が始まったばかりの頃に率直に疑問に思ったのが「この話ってどうやって終わらせるのかな？」って事でした。
原作のゲームはパッケージで販売されていないブラウザゲーで、区切りも終わりもまだ無く、ラスボスに相当する敵も居るっちゃいるけどまだ決め手になる相手は存在しません。
いっそアニメオリジナルの「○○棲姫」ってのを出してきたり、それがゲームに逆輸入されたりするのかなと思ったりしてワクワクもしましたが、蓋を開けてみればラスボスはかつて吹雪が仕留め損ねたフラグシップヲ級改という始末でした。
いやね、でもそれも想定の範囲内ではあったんですよ。
話の要所でチラチラ出てましたし、何か重要キャラっぽい雰囲気あるけどそれがラスボスでは流石に無いだろうと思ってましたんで。
だってヲ級改は確かに強いですし冬イベで苦戦させられはしましたけど、あれがイベントの最深部でラスボス張ってたらやっぱ拍子抜けしますからね。
軽巡棲姫って初登場の敵も居たわけですし。
ってわけで頭の中で除外はしてたんですが、まさかまさかのラスボスポジションと。
更にヲ級改を倒した場所からは轟沈した如月の髪飾りが浮き上がってきて、最後の最後でまた火に油を注いでしまった感じがしますな。
あのヲ級が深海棲艦と化した如月だったとしても「何で駆逐が空母になってるんだよ！？」って心の中で突っ込んでしまいましたしね。
アレなら本当に「如月棲姫」とかオリジナルキャラ出した方が盛り上がったかもしれんな…。
まぁ、その場合もっと炎上してたかもしれないけど。
それとヲ級が敵艦隊の力の源だった理由もわかりませんし、提督が課金して大型建造したと理由付けが出来るにしても唐突に大鳳が援軍として駆けつけてくるのも無理がありましたし、ごり押しでねじ伏せて話を終わらせて見せた感がどうしても強かったです。
でもですね、こういう荒の多い話にはディケイド以前の平成仮面ライダーで散々慣れさせられた所もありますので、細かい所はあまり気にせずに良い所ばかり見て出来る限り楽しむという癖が自分にはついちゃってるんですよ。
なので「大井っちの肉弾戦すげー」とか「長門って本当に敵と殴り合いするんだー」とか「あぁ〜、大鳳いいっすねぇ〜。自分も欲しくなりますよ」とか色々ポジティブに捉えて楽しみきりました。
と言うか本当に究極的な事を言ってしまえば、動く艦娘を見れただけでも御の字です。
どういう形になるかはまだ分かりませんが、続編も製作決定しているようなのでシリーズの不満として挙がった箇所はきちんと修正して、納得のいくものを丁寧に作ってくれればと思います。
あと木曾出して下さい、何でもしますから！
それと後姿だけだった龍驤の活躍も見たかったなぁ…。*1
この辺は切実に期待しときます。
