魔法戦隊マジレンジャー 第24話「先生として」

翼の腹部に出来たブラックホールは、時間を吸い込む穴だったようです。
このままにしておくと本人の命はおろか、世界のバランスも崩れてしまうという異常事態に陥ってしまうんですが、そんな重要な事なら次郎さんももっと早く伝えてあげるべきだったんじゃないですか?
まぁそんなわけで、この責任を取るために次郎さんは命を賭けて翼を救う決意をします。
弟子達には次郎家に伝わる指輪を託したり、「僕は君たちの事を永遠に忘れない」とか言って、散々死亡フラグを立てまくった後に、リバースの魔法を作ったクロノジェルのマルデヨーナ空間へと赴きました。
ここに奉られている魔法の杖を使えばブラックホールを閉じる事が出来るんですが、それを手にするまでは厳しい試練を乗り越えなければなりません。
「きっとFF4みたいに、自分の分身とかと戦うんだろうな*1」なんて思ってたんですけど、蓋を開けてみれば川を越えるだけだったり、斜面で向かい風が吹いたり、ただ崖を上ったりする程度でした。
あんまり魔法関係ないですね。
で、杖を手にするところまで来た次郎さんですが、今度は杖を地面から引き抜くと命を落とすという究極の試練と対峙する事になります。
迷わず杖を引き抜こうとしますが、そこに追いかけてきた翼と、何故かウルザードまで現れました。
しかし、次郎さんの決意は誰にも止められません。
「禁断の力を使えば、闇に魅入られた魔導師と同じになる。正々堂々と、正義のためだけに力を使う魔法使いになれ」と翼に言い残し、杖を引き抜きます。
最後の最後で漢らしい見せ場を持ってきたわけですが…、こんな良い所でウルザードが割って入ります。
しかも、事もあろうに魔法で試練の力を破壊して、あっさり杖を引き抜いて持ち去るという卑怯極まりない手です。
何かもう、こんな事されたら興ざめですよ…。
ウルザードも正々堂々とした所が結構あったので、今回のはちょっとらしくないですね。


で、バリキオン*2と合体したウルザードに対抗するために、次郎さんもトラベリオンに乗り込みます。
弟子を信じて戦うその勇気に魔法が応え、新たな呪文を授かりますが、それは「デストラクションファイヤー」という敵を吸い込む必殺技の逆噴射バージョンでした。
つまり、胸部から炎を噴出する技なんですが、こういうのって吸い込む奴よりもっと先に覚えておくもんじゃないでしょうか…。
まぁ、これで倒せたんだから良いんですけどね。


次週はマジレッドが主役のようです。
どんなトラブルを起こすか、楽しみにさせてもらいましょう。

*1:ファイナルファンタジーⅣの主人公「セシル」が、暗黒騎士からパラディンになるために行われた試練の事。その内容とは暗黒騎士だったかつての自分と戦うという物だった。

*2:ウルザードの愛馬。合体する事で「ウルケンタウロス」や「ウルカイザー」になれる。ちなみにマジレッドとも合体が可能で、その際は「ファイヤーカイザー」という名称になる。2人の友情が合体の鍵らしいが、今の所ウルザードの方に靡いてる様子なので、あまりお目に掛かる機会は無い。