仮面ライダー響鬼 三十之巻「鍛える予感」

ここで残念なお知らせがあります。
今週の脚本は毎週素晴らしいストーリーを書いて下さっているきだつよし氏ではなく、違う人でした。
その方とは劇場版を担当された井上敏樹さんです。
そんなわけでもう今までとは作風の違う、例年の平成仮面ライダーに近いストーリーが展開されています。
何か妙に万能な転校生がやってきて好き勝手やったり、魔化魍との戦いも平然と人前でやったりで、今までの丁寧な話立てを全く無視しちゃってました。
何でしょうね、この虚しさは…。
例えるとしたら、荒地を開墾してようやく作物が実ったのに、それを蹂躙されてしまったような感じでしょうか。
きださんの脚本には学ぶ事が多くて、正に実りのあるストーリーだったんですが、今回の井上さんの脚本には正直言ってそれがありません。
響鬼劇場版」も微妙だったので、尚更その辺が目立ってしまってるのかもしれませんけどね。
来週も同じように井上さんの脚本なようなので、個人的にガッカリです。
このまま少年の成長物語から、555みたいな作品へとシフトチェンジしてしまうんでしょうか?
まぁ、井上さんが書いた他の「仮面ライダー劇場版作品」はどれも面白かったので、あまりネガティブになるのはいけませんね。
とりあえずは静観してみようと思います…。