待てど海路の日よりなし

で、予定通り今日は21時までに出勤です。
一応早めに出たので20分前には会社に到着したんですが、まだ鍵が開いていません。
仕方ないので近くの駐車場に停めて待っていたら、成田さんが先に来ていました。
しばらく喋って時間を潰していましたが、15分経ってもまだ鍵を持ってる課長は来ません。
結局、21時丁度にようやく来たので、早く出るだけ損でした。


とりあえず今日は大した作業も無いので、皆さんは私服で仕事をするようなんですが、オレと遠藤君はわざわざ作業着を会社に置いて行ってたので、意味も無く着替える事にします。
「今日は女の人も居ないから、好き勝手に出来るな。トランクスでうろついても平気だぜ」
と言いながら、Tシャツにトランクス姿で食堂に出てみたりしました。
気分はサイコロ3のファッションショーです。
良いものですな、たまには変則的な仕事も。


でまぁ、着替えも終えたので、後は選挙カーが来るまで待ちます。
「一応、あと30分ぐらいで来るとさ」
「ってことは21時40分ぐらいに到着するわけですか」
何だか早く出てきたのがますます勿体無くなってきました。
これだけの時間があったら「ふもっふ」の残りを全部見れましたよ。
ま、今更言っても遅いですけど…。


21時40分になりました。
が、まだ車の来る気配はありません。
配線関係の業者さんも既に到着しているんですが、当の車が来ないと何も出来ません。
「差し入れでも買って来てるならまだしも、ちょっと遅いですよね…」
「差し入れなんか買ってくるわけねぇだろー。向こうは車が火を噴いた時も電話すらよこさなかったんだぞ」
…それなら、時間に関してもルーズそうだな。
まだしばらく待つのは覚悟してますか。


22時。
流石に待ちくたびれたので、業者の方と1台目の選挙カーについて世間話をしてみます。
「あの、前の車ってまだ出火原因とか出てないんですか?」
「ああ、週明けに出るらしいよ。メーカーの人の調査もあるって話だから」
なるほど、まだ時間は掛かるわけか。
「結局は車自体が悪かったんですかね」
「じゃないかな。こっちは後ろにバッテリー積んでスピーカーとか動かしてたけど、出火したのはフロントだからね。実際にこっちの機材は無事だったし」
だとすると、業者が原因ってのは消えたわけか。
ならば欠陥車ってのがやっぱり濃厚なわけだ。
何か一騒動あるとちょっと面白いんだけど、やっぱりこの問題はもみ消されるのかねぇ…。
土井陣営もメーカー側も良いイメージには繋がらないだろうし。
あ、でも出火した翌日に別な選挙カー作って活動再開出来たわけだから、ちょっとした美談にはなるのか?
杜の都の不死鳥」とかキャッチフレーズ作れそうだし。
…などと考えていたら、車がやって来ました。
何故かレッカー車に乗って。


「すみません、遅くなりました。何か車内がガソリン臭かったものですから、急遽レッカーで運んでもらう事になりまして…」
と、選挙の人は一頻り謝って帰っていきました。
もちろん差し入れなどありません。
ちょっとでも期待したオレが馬鹿でしたよ…。
…というより、車内がガソリン臭いってのはまた出火とかに繋がる恐れがあるんじゃないでしょうか?
とことんトラブルに見舞われてるようですが、それを押し付けてさっさと帰っていくってのはちょっと虫が良すぎませんかね…。
差し入れも無いですし。


が、とりあえず出火とかのトラブルも無く、作業は思った以上にさっさと終わって23時には会社を出る事が出来ました。
その後、みんなで居酒屋に行って軽食をとり、本日は解散。
オレは帰りにまたゲオに寄って、「フルメタル・パニック!」の残りを全部借りて来ました。
明日はこれを見ながら小田さんのライブまでの時間を潰そうと思います。