交響詩篇エウレカセブン 第24話「パラダイス・ロスト」

本当の息子として迎えたいとレントンに正式に申し入れたビームス夫妻。
が、彼が元月光号メンバーで、更に英雄アドロック・サーストンの息子であったと知って驚愕してしまう。
そしてレントンもチャールズの口から「オレ達の本業は州軍のフリーランサーだ」と知らされた上で、全ての選択を委ねられる。
このまま夫妻の息子になるか、月光号へ戻るか、それともその全てから逃げ出すか…。
結局彼はビームス夫妻と別れる決意を固め、今最も逢いたい人であるエウレカの元へ向かう事にする。

一方、月光号ではエウレカレントンのジャージを着て、代わりに店番をやり始めたり、いつ戻ってきても良いように食事まで用意するようになってしまう。
ホランドもこの状況を見かねたタルホに諭され、ついにレントンを連れ戻す事を決意する…。


…お、面白くなってきたよ!!
やれば出来るじゃん、エウレカセブン
いや、こんなに話が面白くなってくるなんて正直思ってもみなかったんで、マジで嬉しさ100倍です。


とにもかくにも今回の見所はやはりビームス夫妻でしょう。
レントンを追い出すような真似はせずに全てを委ねたり、顔をぐしゃぐしゃにして泣いたりしてましたからね。
本当にレントンを愛してたんだなっていうのが、画面からひしひしと伝わって来ました。
良い人達だなぁ…。
この2人にはどうか救いのある結末を迎えてもらいたいです。
それと、ホランドの真意が解ったのも収穫でしたか。
今まで機嫌の悪い理由として「レントンのガキっぽさにムカついていた」とか「レントンの能力に嫉妬していた」ってのが挙げられていましたが、何かどれも合点がいかなかったんですよね。
で、蓋を開けてみれば「エウレカに選ばれなかった」っていう理由だったんですけども…。
まぁ、結局「恋人として」なのか「心の支えとして」なのか、はたまた「パートナーとして」なのかは分かりはしませんでしたが、妙に納得できたのでとりあえず良しとしましょうか。


これからは「チャールズVSレントン」の戦いに話が収束していくんでしょうが、その前に月光号への帰還や、エウレカとの再会などのイベントもあるので、楽しみ満載です。
本当にあの鬱展開を全て乗り切った甲斐があったなぁ…。
何だか今の気分は「ヘラクレスの栄光Ⅲ」*1をクリアした時に似てるような気がします。
まぁ、とにかく来週も期待しましょう!

*1:スーパーファミコン史上最高のシナリオを持つと評されるRPG。ストーリーもゲームシステムもグダグダなのに、終盤でいきなり評価を一編させられるような大どんでん返しを見せ付けられる。エンディングではその大いなる愛に感動する事必死。正に苦難を乗り越えた者だけが味わえる至福だと思う。ちなみに続編のⅣはシステム的には良く出来ているものの、シナリオは普通らしい。