仮面ライダーカブト 第1話

かなり書く気力が弱ってしまったので、論点を大きく分けた箇条書きで書かせていただきます。
1話目からこうなっちゃって、本当に申し訳ありません。

率直な感想

とにかく良かったです。
オープニングからしびれまくりですし、ライダーデザインもシンプルでカッコ良い上にギミック満載で、一発で気に入ってしまいました。
で、更に主人公がまたとんでもないんですよ。
「オレは誰からの指図も受けない。オレの通る道はオレが決める」とか「運良くと言う言葉はオレには無い。第一、そんな鈍らじゃオレの命は奪えない」って言葉を吐いたりで、インパクト絶大です。
もしかしたら歴代ライダーの中で一番とんでもない奴なんじゃないですかね?
でも良いです。
いや、凄く良いです。
というかむしろ、超カッコ良いです。
こいつを見るためだけでも早起きする価値はありますね。
今年1年もまた楽しませてくれそうです。

仮面ライダーカブト

対ワーム組織「ZECTゼクト)」が開発した秘密兵器が、この「マスクドライダーシステム」の1号機「仮面ライダーカブト」です。
最初はマスクドフォームという防御形態になっていますが、これをパージする事でライダーフォームとなるんだそうな。
まだその辺は1話じゃ描かれていませんが、何だか二段階変形と言うと「イナズマン*1を思い出しますね。
見た事はありませんが。
でも、先程も述べたように見た目はかなりカッコいいと思います。
これがワームと高速戦闘をする所を早く見たいものですよ。

ゼクトルーパー

ゼクトの戦闘員です。
その辺の特殊部隊にバッタみたいなヘルメットを被せて、ロックバスター*2を持たせたような格好をしています。
同じ戦闘員でも555の「ライオトルーパー」*3の方がカッコ良かったと思うんですが、あんまりカッコ良いとカブトのインパクトが削がれてしまうんで、もしかしたらこのぐらいが丁度良いのかもしれませんね。
ただ制作費はどちらも大差無さそうなんで、やっぱりデザインで損してる感は否めません。
さすがに仮面ライダー生誕35周年記念作品だけあって、贅沢な金の使い方をしてますなぁ。
今後も健気にライダーを引き立てていただきたいと思います。

ワーム

7年前に渋谷に落ちた隕石の影響で出現するようになった、異形の怪物です。
サナギ形態から脱皮して、アラクネアワームという成虫に変身し、クロックアップという高速移動で攻撃してくるわけなんですが…。
このクロックアップがまた555の「アクセルフォーム」*4にそっくりでした。
ただ、あれと違ってこちらは常に高速移動が維持できるため、より脅威に感じられます。
と言うよりかは、むしろ今までで最強の敵なんじゃないですかね。
ゼクトルーパーをあっと言う間になぎ倒して行く様も圧巻でしたし。
ホント、「西遊記」とかのドラマよりよっぽど気合入ってたような気がするんですが…。
まぁ良いか。


ところで、何かこの辺には様々な映画のオマージュが見え隠れしたように思います。
ワームが人間に擬態できる力は「ターミネーター2」のT-1000型のようですし、クロックアップのシーンは「ザ・ワン」みたいですし、最後に出てきたアラクネアワームのデザインは「プレデター」を彷彿とさせます。
何か豪勢な作りで良いですねぇ。
今後も影の見所としてその辺を作っていってもらいたいと思います。

天道総司

今作の主人公です。
家は金持ち、料理の腕もプロ並み、しかも身体の鍛えようも半端じゃないという、正に唯我独尊なキャラをしています。
もしかしたら「快傑ズバット」の早川健よりも凄いんじゃないですかね、こいつは。
「天の道を往き、総てを司る」という名前は伊達じゃありませんよ。
でも妹に「食事を作ってくれるのはありがたいけど、学校に行くなり働くなりしたら?」と突っ込まれてたんで、何か凄いニートっていうイメージが頭から離れません。
でも妹に甘いとか、そういう人間臭い所を持ってる分、親しみが湧きやすくてオレは良いと思います。
草加雅人みたいな完璧超人を1年間見続けるのはちょっと嫌ですしね。
今後彼が困難にどう立ち向かい、どうやってこのキャラで切り抜けていくのかを楽しみにしたいと思います。


余談ですけど、登場シーンでちょっとだけオンドゥルってましたね。
一瞬不安になりましたけど、その後は何でも無かったのでホッとしています。
いや、それはそれで嫌いじゃ無いんですが…。
ま、良いか。

*1:人間からサナギマン。サナギマンからイナズマンへと変身する二段階変身ヒーローの先駆け的作品。原作は石ノ森章太郎。アニメでキカイダーと戦った事もある。

*2:ロックマンの標準的な武装。手に持つ銃では無く、腕ごと銃になっているのが特徴。余談だが、「ロックマンX2」のマンガでは変形機構の難しさからダブルバスターには出来ないという欠点が描かれていた。きっとロックマンって凄い機能をいっぱい隠してるんでしょうなぁ。

*3:仮面ライダー555に登場した量産型仮面ライダー。TV本編では6体しか登場しなかったが、劇場版では1万人も存在していた。ベルトがビックリするほどカッコ悪い。

*4:仮面ライダーファイズの超加速形態。アクセルメモリーをセットする事でこの状態に変身する。通常の1000倍のスピードで動けるが、10秒しかこの状態を維持できない。