超星艦隊セイザーX 第37話「拓人、闇の中へ」

ブラックライオ:全てが一つになれば争いも消えるのだ。
戦いの無い世の中になる。
それこそが古代の人類が夢見てきた、理想の世界なのだ。
拓人:それは全てお前になるってことだろう。
…お前に従わない者はすべて排除されるってことだろ!
全てを一つにしちゃいけないんだ!
…オレはこの戦いに参加してから、いろんな人に会ってきた。
未来の宇宙からやってきた奴等と考え方が合うわけが無い。
最初は衝突もした。
でもそんな奴等とも心を通い合わせる事は出来るんだ。
違った価値観のままでも、心を合わせる事は出来るんだよ!
敵だった奴でさえ、今ではオレ達の仲間なんだ。
みんなそれぞれ違うから、対立もするしケンカもする。
でも、だからこそ分かり合えたときが嬉しいんだ…。
何よりも嬉しいんだよ!
世の中でこんなにも嬉しい事が他に無いぐらいにな!!
…オレはこの戦いでそれを学んだんだ。
ブラックライオ:違う人々がいるから、世界から戦いが無くならないのだ。
全てが一つになれば、争いも消える!!
拓人:違う、それは違う!!
そんなつまらない未来、オレは創りたくない!
アドや、ケインや、レミーやシャーク隊長や、ブレアードまでもいる世界をオレは望む!
例え時にケンカしたとしてもな!!!


せ、成長したな…、タッくん…。


もはや前回の特攻なんてどうでも良くなってくるぐらいの大演説だ…。
闇の中に進入する時の「じいちゃんたちに会ったら言っといてくれよ…。夕飯までには帰るってな!」って台詞も良かったですし、もう本当に拓人の独壇場だったと思います。
次回がいよいよ最終回って事もあって、胸に迫る強さも半端じゃありませんしね。


…で、その次回の最終決戦に向けてアド、ケイン、ブレアードも闇の中へと突入していきました。
彼らがどのような結末を迎えるか、胸に刻もうと思います。