今日のサントラ

2007年一発目のサントラは「ブルードラゴン」です。
お値段は古本屋で1750円でした。
タイトルを見て既にピンと来られてる方も多いと思いますが、これもゲーム未プレイで買ってしまったサントラです。
いや、最初は自分も買おうかどうか迷ってたんですけど、中古で半額だし、作曲担当は植松さんだし、買い逃したら癪だから別に良いかって感じでレジへ持って行ってしまいました。


先ほど言ったとおりゲームはやった事が無いので語るような思い出もありませんが、現在発売中のXbox360タイトルの中ではダントツでやってみたい作品だとは思います。
だって製作が坂口博信で、キャラデザが鳥山明に、音楽が植松伸夫という超豪華メンバーなわけですから。
これって言うなればXboxクロノトリガーみたいなものですよ。
…でもハードを牽引するキラータイトルとしては少々苦戦している模様ですね。
何せ今の所の売り上げ本数が16万5000本ぐらいに留まってるらしいので。
ビッグネームが集まってるので、30万本は売れると思ってたんですけどねぇ。
でもまぁ、一番売れてるソフトでも15万本すら行っていないPS3よりはマシですか…。
個人的に期待していた「アーマード・コア4」ですら7万本しか売れてないそうですしね。
何か次世代ゲーム機の先行きは、任天堂以外どれも見通しは明るくなさそうです。


で、そんな話はさて置いて肝心の音楽なんですが、植松さんもフリーになってそれこそ自由に曲を書けるようになったお陰なのか、非常にアクティブでポップなサウンドが多かったように思えます。
何か主人公達が幼く見える所為もあるのかもしれませんが、童心に帰るような音楽でしたね。
とにかくパワーがあるように感じました。
特にラスボス戦の「封印開放」は圧巻です。
ギターかき鳴らしまくりのコーラス歌いまくりでいかにも「悪」って感じなんですが、それでもFFⅥのケフカ戦みたいに聴いてて絶望したりしそうにならず、むしろ気持ちが燃え上がって来る感じです。
いやー、こういうヒーロー物みたいに気持ちを滾らせてくれる曲って良いですね。
もろにツボですよ。
それと今回は歌が多いのもポイント高いです。
声優の川澄綾子さんが歌う「私の涙と空」や「Happy Birthday」は素朴で心が温まるような曲でしたし、「BAD BUT BAT」はファンキーな感じでこれまた良しだったんですが、中でも驚いたのが「Etarnity」って曲です。
何とこれ、ディープ・パープルのイアン・ギランがボーカルを担当してるんですよ。
いやー、豪勢過ぎるなこれは…。


しかもそんな歌をラスボスではなく、
中ボス戦で使用してるんだから
尚更に贅沢って物でしょう。


本当にもう凄すぎて笑っちゃいますよ。
何かサントラだけでお腹いっぱいって感じです。
でもお陰でゲームの大きな楽しみを1つ消化してしまいましたんで、しばらく本編に手を出さなくて済みそうな気持ちになってしまったのが難点ですかね。
豪勢過ぎるのも良し悪しって事なのかもしれません…。


とりあえず今回グッと来た曲は「水辺」「ドラゴン・ファイト!」「私の涙と空」「大地を進め」「BAD BUT BAT」「ジブラル城」「ゾラのテーマ」「ちょこっとファイト」「巨大メカット」「機械の神殿」「ジブラルへの道」「幸せの大地」「壁画のある集落」「安らぎの水辺」「Eternity」「メカット発進!」「緊急事態」「封印開放」「Happy Birthday」「Blue Dragon Main Theme」「水辺〜ピアノとオーケストラのための〜」の21曲でしょうか。
Xbox360に触れる最初の音源が植松サウンドだった事が今回は素直に嬉しかったですね。
これから他の作品も手がけていくそうなので、今後も非常に楽しみです。