- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (195件) を見る
本当は中古で済まそうと思っていたんですけど、8年間も楽しませてもらったので敬意を表して新品で買ってきました。
まぁ、一応「20世紀少年」を含めたシリーズの最終巻という事だったんですが、読み終わった感想としてはあっさりしていたというか、20世紀少年らしかったって感じですかね。
一応「ともだち」の正体も明かされたんですが、今まで出てきた登場人物が多かった分名前を言われても顔を思い出せない所が良く出来ていたんではないかと。
…でもだからこそあっさりしていた気もするんですよね。
今更1巻から読んでその人物を探すのも面倒なんですが、その反面このままにしておくのもまた一興という感じもしてどうにも居心地が悪いです。
…まぁ、結局「微妙」ってのが究極の感想なのかもしれません。
ともあれ、大人が過去を懐かしみながらミステリーに浸るという物語だったわけですけど、いつの間にやら17歳だった頃の読み始めた自分を懐かしむようなマンガになっていたと言うのが何とも不思議に思えてなりません。
随分と長いこと、このマンガと一緒に歩んできたものですね…。
それが終わってしまったのが今はとても寂しいです。
「幸せは失ってから気付く」ってのは、解っていてもどうにも理解できないようで歯がゆいです。
まぁ、今日はそんな感じでセンチメンタルに浸ろうかと思います。