今日の東方アレンジCD

突然ですが、C77の傾向として顕著だと思ったのはギター系のアレンジが非常に多かったという事だと思うんですよ。
という訳なので今日からしばらくは冬コミ東方ギターアレンジ特集を敢行したいと思います。
で、今日取り上げるのはこちらです。



Demetoriの「曼衍珠汝華 〜 Nada Upasana Pundarika」です。
このサークルに関して最早説明の必要は無いでしょう。
演奏技術、センス、全てにおいて完璧と言える同人屈指のメタルアレンジサークルです。
そんなサークルが忙しい本業の合間を縫って冬コミでリリースしたのがこの作品です。
もうとにかく今回はね、選曲が良いんですよ。
四の五の言わずに以下の曲目をご覧下さい。

トラック 曲名 原曲名
1 平安のエイリアン 〜 Crazy Xenomorph 平安のエイリアン
2 天空の花の都 〜 Bridge of The Lotus 天空の花の都
3 少女さとり 〜 Innumerable Eyes 少女さとり 〜 3rd eye
4 霊知の太陽信仰 〜 Nuclear Fusion 霊知の太陽信仰 〜 Nuclear Fusion
5 少女が見た日本の原風景 〜 Dance of puNDarika 少女が見た日本の原風景
6 感情の魔天楼 〜 World's End 感情の摩天楼 〜 Cosmic Mind
7 春の湊に 〜 Silent Voyage to Eternity 春の湊に
8 法界の火 〜 Flame for Puja Demetori 法界の火
9 彼岸帰航 〜 View of The River Styx 彼岸帰航 〜 Riverside View


もう完璧です。


Demetori以前にもう買うレベルですよ、これ。
更に今回はもう一つ特徴がありまして、今までと違って8弦ギターで演奏されてるんです。
お陰でもうとにかく音が重い重い。
まるでベースみたいな音がプラスされて、迫力が段違いです。
「霊知の太陽信仰」なんてやばかったもんね。
元々原曲から凄い迫力でしたけど、あれよりももっと危険性が増したと言うか、まるで時限爆弾が今にも爆発するかのような不安感と危機感すら覚えましたんで。
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それ以外だと「感情の摩天楼」や「彼岸帰航」のアレンジも凄かったです。
どちらも7分を超える長さを感じさせないメロディアスさで、あっという間に聴き終える事が出来ましたからね。
最早このCDはDemetoriの新たなるフロンティアの開拓だと思います。

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がしかしそれ故に初心者には幾分ハードルが高いと言いますか、今までのDemetoriらしさという物が感じにくいと思いますんで、入門編としては向かない節がある気もします。
…と言うか別にサークルのレベルが落ちたわけでは無く、新たな一面を見せてくれただけであって、そう思うのは前から聴いている人間の余計なお節介なのかもしれませんので買わない理由にすべきではないとも思います。
まぁとにかく自分から言える事は売り切れて高値がつく前に買っとけって事です。
これで興味が湧いたら、ここの他のCDも聴くと良いですよって事で。
まぁ、買えたらの話ですけどね…。