「ブレイクブレイド」6話視聴


ゲオで借りてきてさっき見ました。
実は5話は借りられててまだ見てないんですが、ちょっと我慢できなかったんで先走ってしまった次第です。
で、この話ではコミック10巻に当たるボルキュス打倒のストーリーが描かれていたんですが、内容はかなり違っていましたね。
原作ではデルフィングを王都ビノンテンの柱に隠して奇襲を行うという展開でしたが、アニメではビノンテンに攻め入ろうとするボルキュス将軍を追いかけて戻ってきたデルフィングを突貫修復してそのまま戦っていましたんで。
まぁ、全7話という決まった尺の中で完結もしていない原作を再現するのはどうやっても無理だろうとアニメ見始めた当初から思ってはいましたが、案の定と言う事ですね。
更に1時間でジルグ死亡以降からボルキュスを討ち取るまでの、原作で言う所の8巻から10巻までの物語を一気に詰め込まなければならなかったので、結構頑張っていた部分も多かったですね。
いや、何と言うか脚本考える人も大変だったでしょうけど、それ以上に作中の登場人物達が一番のしわ寄せを食らっていたと言うか、過酷な戦闘を強いられていましたんでね。
敗走したライガットを抱えた状態で王都まで戻ってきたバルド将軍は補給も受けられないままの状態で大部隊と戦わなければなりませんでしたし、サクラ近衛隊長は殆ど一人でボルキュス将軍を抑えてましたし、ナルヴィ隊も帰還してすぐにたった3機でイオと戦っていた上、ライガットなんか王都の外で急造の装甲をデルに取り付けて更に急造の巨大手裏剣使っていきなり大ボスと戦わされる始末ですからね。
これでボルキュスを倒した上に全員生き残って見せたんだからスゲェや。
そして多少無理がありながらも、ここまで話をまとめて見せた脚本家もスゲェ。
みんなよく頑張ったよ、本当に。
ただボルキュスを倒した時の感慨深さは原作の方が上だったように思います。
あの巨大手裏剣で圧死させるよりも、自分で操縦桿動かして叫びながらイーストシミターで突き殺す方がインパクトでかかったですし、後者の方が登場人物の葛藤とかも長めの尺を使ってじっくり描かれていましたし、ライガットが死んだジルグの形見のコートを羽織って戦うという絵的な盛り上がりもあった分、カタルシスがありましたしね。
しかし原作ではボルキュスを倒して祝勝ムードになっているのに対して、アニメではボルキュスの代わりにゼスが動き出して波乱の最終回となりそうな予感を醸し出しているので、続きの気になり具合はアニメの方が上に思いました。
アニメはどうやって終わらせるんでしょうかねー。
早く第7話を見たいものです。

追記

今知ったんですが、ブレイクブレイドのアニメって7部作だと思っていたら6部作だったんですね。
…つまりこれで終わりって事ですか。
うーむ、ゼスとライガットの再戦が見たかったなぁ。
まぁ、原作でやってくれる事を信じて待ちますか。