福幸

それは現実

本日、女川町にて復幸祭という物が開かれ、そこに水曜どうでしょうの藤村さんと嬉野先生がいらっしゃると聞いて、車を飛ばして行ってきました。
女川には初めて足を踏み入れたんですが、凄まじい光景でしたね…。
途中の石巻の光景も酷かったですけど、それに輪をかけたような惨状でした。





ビルは根っこごと津波でなぎ倒され、それ以外の建物は土台を残して全て消失。
地元の海側の状況も酷い物でしたが、そこにばかり囚われてそれ以上の光景があるなんて正直考えても見ませんでした。
というかテレビでは見ていたんですが、それがこんな近くの出来事とは思えなかったと言う方が正しいでしょうか?
この地に降り立った時、何も無い中でうみねこが我が物顔で鳴き続けている事に逆に物凄い静寂感を覚えてしまいました。
やっぱり現地の惨状をこの目で見るという、生でのライブ感は全く違いますね。
本当に身に詰まされる思いでした。

花より団子

女川小学校に設けられた駐車場に車を停め、復幸際の会場へ到着しました。
会場に着いてまず思った事はサンマを焼く煙が非常に香ばしかったって事ですね。
こちとら藤村さんと嬉野さんに会いに来たってのに、食い物に誘惑されるとは何たる不覚。
でも折角なんで最初に頂いちゃいましたよ。



もう本当に美味かったです。
サンマと言えば秋ですけど、真逆の春先に食べるのもまた忘れかけていた味わいを思い出せて乙でしたね。
と言うかそれ以前に今まで食ったどのサンマよりも肉厚で
、腑まで美味しかったです。

人生最大最高のサンマだったぜ。
これでまともなビールが飲めたらもっと最高だったのになぁ…。
まぁ、それはまた秋にでも女川でサンマを買い求めて堪能すれば良いですかね。

ちょっとだけよ

そういやサンマに気を取られて、樋口了一さんのライブも開催されているのを忘れていました。
しかし会場の何処を探しても歌声なんぞ聴こえて来やしません。
そこでもしや…と思って体育館の方に入ると、やっていましたね。
しかしライブは本当に最後の最後で、ワンフレーズぐらいしか歌は聴く事が出来ませんでした。
ううむ、これもサンマに目が眩んだ報いか…。
まぁでも一目でも樋口さんを見れて、歌声を聴けたんだから良しとしますか。

みんな仲間

体育館を後にすると、グラウンドの方で何やら盛り上がっているのを発見します。
近寄ってみるとそこには何と!
あの藤村さんと嬉野先生がいらっしゃったではありませんか!!



す、す、スゲェ!!


本物だよ!
あの藤村、嬉野ご両人だよ!!
もう興奮してしまって、写真とって貰う列の前の方と初対面なのに思わず話し込んじゃいましたよ。

オレ:いやぁ、本物ですなぁ。
前の人;信じられませんなぁ…。


で、この方に写真の撮影をお願いされまして、自分も代わりに持っていたスマホで撮影をして頂く事に。
その際に震災の最中どうでしょうの新作を見て勇気付けられた事をご両人に少し話させて頂きましたが、あまり上手く伝える事が出来ませんでした。
で、藤村さんと嬉野さんとの3ショットの写真を撮って頂きました。
更には車の鍵に括り付けていたどうでしょうストラップにサインまでして頂くという暴挙にまで出ちゃいましたよ。
これには流石に藤村さんから…

藤村:こんな小さいのにサインしろってか!


とツッコミを入れられてしまいましたが、こっちは本当にお会い出来ると言ってもステージ上にいらっしゃるのを遠くから眺めるだけだと思っていただけに、まさかこうして直に、同じ土俵で顔をつき合わせて会話まで出来るだなんて考えても見ませんでしたので、何の用意もしていなかったんですよ。*1
本当に全ての可能性を考慮して挑むべきでした。
その結果無茶なお願いとなってしまって申し訳ありません。
しかしそれでもこうしてサインを頂く事が出来ました。



そして比較して申し訳ありませんが、嬉野先生は「シカでした」ストラップであったお陰かサービスして頂きまして、無理矢理にフルネームで書いて下さいましたよ。



本当に本当にありがとう御座います。
こんな機会、きっと大泉さんやミスターにお会いするよりももっと無かったと思います。
その上あんな寒空の中、自分以降も多く並ぶファンの方々に変わらず漏れなく写真を撮って頂いていたんではないかと思うと本当に頭が上がりません。
我々どうでしょうファンは本当に果報者だとつくづく思います。
オレは改めて一生どうでしょうするよ!!!
今日は本当にありがとう御座いました。



撮影:名も知らぬどうでしょうファン

*1:ましてどうでしょう祭でステージに立っておられた方々だったばかりにね。