納棺

今日は祖父の納棺に立ち会いました。
所謂「おくりびと」と呼ばれる方にご遺体の着付けをしていただき、棺に納める作業って事ですね。
おくりびとって言われるとどうしてもあの動画とか思い浮かべてしまいガチですが、断じて違いますよ。


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しかしおくりびとの映画の方とか見た事はありませんでしたけど、実際に本物の方に立ち会って作業を見せて頂くと凄いもんですね。
ご遺体の着替えとかもっと素っ裸にして大体にさせるもんだと思っていましたけど、遺体に負荷を掛けず、更に肌を見せずに白装束に着せ替える様は宛ら手品のようでしたよ。
あと棺に納める前しか見れない事ではありましたが、死出の世界に旅立つという事できちんと足袋と草履も履かせてやってるんですね。
完成した姿はまるで四国八十八箇所巡りするような感じでした。
それと面白いと思ったのは60円を持たせてやるって事ですね。
最初「十円玉を6枚ご用意出来ませんか?」と聞かれた時は「何に使うの?」とか「なんだあのデッカイもの…」とか色々思ったもんですけど、実際は三途の川の渡し賃として使われるんだそうです。
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本来は六文銭が正しい渡し賃なんだそうですけど、今は60円で代用してるみたいですね。
しかし三途の川と言われると今度は小野塚小町を思い出してしまいますな…。


例大祭表紙の編集バージョン by 真櫂さしみ on pixiv


今頃じいちゃんもこまっちゃんに船を出してもらってるんでしょうか。
そう思うと少しは楽しくやってそうな印象も出てきますね。
さて、明日はお通夜です。
本当に忙しくなるのはこれからなので、しっかり体調を整えておかなくちゃいけませんな。