「杜の奇跡22」レポート

Ashes of Dreams

杜の奇跡に出発する為に車に乗り込んでバイパスを走っていると、途中で軽自動車とトラックが爆発炎上していて通行止めになっており、仕方なく引き返して電車を使おうとすると券売機で子供が邪魔して来たり、電車が来なかったりで一向に仙台へ行けない…という夢を見ました。
寝覚めが悪かったのでもう一眠りしようかと思ったら、朝の7時に近くのポンプ小屋からけたたましくサイレンが2分くらい鳴り続けて、結局二度寝すら出来ませんでした。
何かイベント始まる前からこうだと悪い予感しかしませんな…。

NARROW ROAD

9時半に家を出発します。
仙台への移動手段は先々週の例大祭、先週の弾幕アマノジャクの委託購入に引き続き、またも自転車を選びました。
夢で車でも電車でも酷い目に遭ったからというのもありますが、車だと駐車料金*1が馬鹿になりませんし、電車賃は改定後のちゃんとした金額は分かりませんけど往復で640円ぐらい掛かるので、下手したら同人誌1冊分以上の散財になってしまいます。
こちとらイベントに向かうってのに戦利品に割く金が減るのには耐えられないので、金も掛からなくてエコでしかも健康的な自転車がベストだと判断しました。
幸い猛暑だと言われていた予報も外れて曇り空だったので、ある種絶好のサイクリング日和とも言えますので意気揚々とペダルを漕ぎ始めます。
が、幾ら日が照っていないとは言え、やっぱり仙台に到着する頃には汗が額に滲むような状況になってしまいました。
少しスピードを落としてクールダウンさせながら進んだりもしましたが、悠長に移動してたら今度は開場時間が迫ってしまいまして、慌ててAERに入ります。
で、結局到着したのは開場の約10分前。
パンフレットは問題なく買えたものの、いつにも増して長い列が形成されていたので、もうちょい早く出れば良かったと後悔しました。

Boot Up!

開場到着後も汗が止まらなかったので、カタログで扇ぎつつ並んでいたんですが、そうこうしている間に開場となってしまいました。
まだ配置のチェックも済ませていなかったので、扇ぐ手を止めてとりあえず音楽島だけチェックし、会場入りします。
真っ先に向かったのは本日の一番の楽しみだった「豚乙女」さんのスペースです。
前にもお話ししましたが、豚乙女さんは例大祭とかで壁を務める大手サークルさんです。
その方々が仙台へやってくるという事で先週から色々と情報をチェックしておりまして、初めて水曜22時放送のニコ生とかも拝見させて頂きました。
そしたら杜の奇跡限定でアコースティックリアレンジCDを出すと言うじゃありませんか。
しかも自分の大好きな「儚きもの人間」が収録されると聞いて狂喜乱舞でしたよ。
D
もうこれは手に入れざるを得ないと思ったので、数日前からワクワクテカテカしながら今日のこの時を待っていました。
で、早速スペースにお邪魔すると、いらっしゃいましたよボーカルのランコさんが。
あとパプリカさんと思しき方もおられましたが、流石に会場じゃ猫の格好はしてないんですね。
まぁ、暑いから仕方ないね。
そんなこんなで会場限定の「豚乙女 歌うアコースティック vol.10」と例大祭から今まで買うのを我慢していた新譜「ポップ」と、委託ショップでお目に掛かれなかった「アコースティック楽曲集」の3枚を購入させて頂きました。


会計した時にランコさんから直接お釣り貰っちゃったぜ。
あと「水10」*2の告知ステッカーと、秋にやるライブの案内も貰っちゃいました。

流石大手だけあって宣伝にも力を入れていらっしゃいますな。
とりあえず今週のニコ生も見ようっと。


ちなみにポップと会場限定CDは聴かせて頂きましたが、相変わらずのクオリティに脱帽してしまいましたよ。
「儚きもの人間」のアコースティックバージョンも素晴らしかったですし、「変わらない空」も個人的にツボでした。
どちらも輝針城からのアレンジでしたが、豚乙女さんってこの作品との相性が良いんでしょうかね。
是非他の曲もアレンジして欲しいですよ。

Burning

お次はお隣のA-Oneさんへお邪魔です。
ここでは「TOHO EUROBEAT VOL.9」を購入です。


ユーロビートシリーズももう第9弾ですか。
これだけ続いているっていう事実だけでも本当に感服いたしますが、もっと凄いのがクオリティに衰えが全く無いという現実です。
1曲目の「一瞬のセツナ」を聴いただけで背筋にゾクゾクを感じてしまいましたし、曲のノリに血が滾ってしまいます。

更に言うと東方の楽曲は1度ならずもう何度もユーロビートアレンジしている場合もあるのに、新たにアレンジを作られてもまだ新鮮に聞こえるから驚きです。
原曲のユーロビートとの相性もさる事ながら、アレンジャーの引き出しの多さと、それに応えるボーカルの歌唱力の高さの相乗効果が成せる業なんでしょうな。
これはシリーズが二桁に届いても安心して聴けそうです。
今から期待するのも大分貪欲な話かもしれませんが、VOL.10が楽しみですよ。

巨匠来仙

お次の目当てはあらたとしひら先生の新刊です。
あらた先生と言えばあの「ウドンゲッショー」ですよ。

東方の公式書籍作品を担当された方が仙台のイベントに来て下さるだけで圧倒的感謝なのに、そこでコピー本とは言え新刊まで用意して頂けるなんて恐悦至極で御座います。
という訳で「阿求と小鈴の本(仮)」と、艦これ本の「かんちく」を謹んでゲットです。

ここでしか読めない本を手にできるなんて、オレは幸せ者だなぁ…。
仙台の近くに生まれて良かったよ、ホント。

To Nobles Welcome to the Earth

お次は何か厚めの同人誌が欲しいなと思って会場を練り歩いていたら、安達貴族さんのスペースに辿り着きました。
ここで秦こころの合同誌が売られていたので、手に取らせて頂きました。
更にはこころちゃん誕生1周年記念の無料コピ本も配布されてたので、こちらもゲットです。


しかしここまで秦こころづくしで攻めるとは、本当に好きなんでしょうな…。
その姿勢を是非とも貫いて頂きたいものです。

初めての6階

閑話休題ですが、今回の杜の奇跡は今までと大きく異なる個所が御座います。
それが何かと言うと艦隊これくしょんオンリーイベント「提督とズル休み」を同時開催しているという事です。


同時開催と言うからいつもの5階ホールで艦これ島として区切って行うのかと思ったら、何と6階の別スペースで開催していて驚きました。
本当にオンリーなんだな…。
ただ杜の奇跡のカタログだけでどちらにも入る事が出来るので、折角だからこっちにも行ってみました。
6階に足を踏み入れるのは初めてだったので何処が会場か少し迷ってしまいましたが、良く見たらパネルが出てたのですぐ分かりました。

会場自体は杜の奇跡の大きさに及ばないものの、人の入りは予想以上で、人口密度で言ったらどっちも同じ位でした。
やっぱ艦これの人気ってのも凄いですね。
自分はゲームをやった事も無いにわかですが、にわかなりに気になった物を見ていく事にしました。

大手発見

艦これにも作品を出している東方の有名サークルさんも結構いるので、逆を言えばサークルさんによっては「提督とズル休み」にも東方の既刊があったりもします。
そんな中で割と大手で自分でも知っているLETRAさんがいらっしゃっていたので、東方の既刊と艦これの本も買わせて頂きました。


艦これは正直分かるか不安ではあるんですが、何か表紙のださカッコいいポーズが気に入ったのできっと楽しめると思います。
何でもフィーリングが大事だぜ。

ホイホイついて行っちゃったのだ

本もとりあえず一冊は手に取ったので、今度はアレンジCDにも手を出してみたいなーと思って物色していたら、うす塩御曹司さんというサークルさんに出会いました。
何かショップじゃお目に掛かれない様な手焼きCDが置いてあったので、男は度胸だと思って買わせて頂きました。


聴いてみたらインストアレンジで、ピアニカでの生演奏もあり、チップチューンでのアレンジありでなかなか楽しめたんですが、曲名が一切分からなかったのがちょっと心残りでした。
うーむ、名前さえ分かればiPodに入れるんだけどな…。
その内情報が公開されると嬉しいですな。

帰路へ

大体の買い物を終えたので、帰路につきました。
当初は資金にもゆとりが無かったので色々と不安もありましたが、欲しい物は基本的に全て買えましたし、人生初の艦これオンリーにも触れられたので大変満足させて頂きました。
次回は11月9日と給料日直後の開催になるようなので、もっとはっちゃけた買い物が出来たらと思います。


ちなみに東方茨歌仙の新刊の早売りをやっていないかと思って帰りにショップに寄ってみましたが、今回はまだ売ってませんでした。
素直にまた発売日に来るか…。

*1:仙台駅前の駐車場は平均して30分200円も取られます。

*2:ニコ生の「豚乙女歌う生放送」の略称。水曜22時放送だからこの名前らしい。