今日のサントラ

ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス オリジナル・サウンドトラック

「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス」のサントラです。
お値段は中古で1900円でした。
相楽とモンハンしている時に「そういや今年のゲーム音楽って決め手になるのが無かったなぁ」という話題が出ました。
自分としては艦これというどハマり出来るゲームに巡り合えましたが、サービス開始は昨年で、新曲もコンスタントに追加されているようですが正直どこからどこまでが新曲なのか良く分かりませんでしたし、今年発売されたゲームの中でビッグネームを探してみてもスマブラが良い所かと思いましたが、あれも曲数が多すぎて把握できないというのが実情な気がします。
と言うわけで新曲ゲーム音楽ランキングを自分の中で決めようとすると今年の一番というのがぼやけているように感じていましたが、そんな折にこのCDと出会いまして。
「ああ、そうか。今年はペルソナもあったか」と妙に得心してちょっと聴いてみたくなり、レジへと持っていってしまった次第です。
ゲーム内容は同じアトラスの「世界樹の迷宮」をベースとしたRPGですが、音楽スタッフはペルソナチームが担当しています。
具体的に言うと目黒将司さんや喜多條敦志さんや小西利樹さんって事ですね。
更にゲームにはP3とP4のキャラクター達が一堂に会すると言うことで、3でボーカルを担当していた川村ゆみさんと4でボーカルを担当していた平田志穂子さんも参加し、このお二人の競演も堪能できると言うゴージャスな内容になっています。
もうオープニング曲の「MAZE OF LIFE」だけでスゲェって思っちゃうぐらいですんでね。

それとゲームでは3の主人公のキタローか4の主人公の番長のどちらをメインにするか選択する事になるようで、それの結果によって通常戦闘BGMも変化する仕様となっているようです。
言ってみれば同じ戦闘音楽でも主人公如何によってボーカルが川村さんか平田さんに変わるわけなんですが、ボーカルが変わるだけで本当に雰囲気って激変しますね。

Lotus Juiceさんのラップを聴いてる限りだと「お、P3だ」と思うのに、平田さんの声が乗ると「あ、P4だ！」って思っちゃいますんで。
ボーカルの力って本当にすげぇなと感じると同時に、音楽の面白さと言う物を痛感させられました。
それと嬉しいサプライズだったのが世界樹の迷宮繋がりで古代祐三さんも1曲だけ参加してくれてる事です。
曲名も世界樹を意識した「戦乱 彼方より呼ばれし者」という物で、もうタイトルだけでニヤッとしちゃいますが、曲の方はこれまた古代節炸裂なのにきちんとペルソナにマッチしているように作られているのが心憎いですよ。

むしろ古代さんがペルソナの曲を作ったらこんな風になるのかとも思えました。
プロの仕事って奥が深いですな。
そんなわけでクオリティが高くて、お祭り感があって、ボリュームも満点で、久しぶりにP3のコンセプトで作られた音楽もたっぷり堪能できた良いサントラだったと思います。
2014年の新曲ランキングには間違いなくどれかがくい込むでしょうな。
自分も投票の候補にさせて頂こうかと思ってます。