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ガールズ&パンツァー リボンの武者」の1〜3巻です。
お値段はKindle版で1冊296円でした。
今ニコニコカドカワ祭りが開催中で、電子書籍がお安くなっています。
なので前々から読んでみたかったこの本も安くなるのを待っていたんですが、とうとうその日がやって来たので購入した次第です。
タイトルからもお分かりの通りこの作品はガルパンの外伝作品となります。
アニメでは戦車を使った武芸である「戦車道」を取り扱っていましたが、こっちでは軽量戦車を使った野良試合「タンカスロン」を描いています。
軽量戦車と言う括りさえ守れば規格外のパーツを組み込んだり、1対多数の試合や乱入もOKで、観戦する側も自己責任という荒々しいストリートファイトの様相を呈した戦車バトルがタンカスロンであり、同じガルパンの世界とは思えないような物語が展開されます。
それを表現するかのように絵柄は線が太めですし、墨やベタを多用するのが特徴で本家とはかなりの差別化が図られていますが、サンダースやアンツィオなどのお馴染みの面々も出てくるので見た目に反して読み始めると意外とスッと話に入り込めたりしますね。
しかし目線も変われば他校の人物たちも違った描かれ方をするもので、本編では見られなかった一面がどんどん出てきて面白いです。
特にアニメでは主役だった大洗女子学園は既に生きる伝説にまでなっていて、完全にラスボスの風格まで湛えているのが新鮮でした。
まぁ、考えてみれば即席チームで全国大会初出場で初優勝なんて、見る視点を変えれば彗星の如く現れた怪物のような存在なんでしょうから、大洗に触発されて戦車に乗り始めた人たちからすれば天上人以外の何者でも無いんでしょうな。
今再放送やってる本家を見直すと全くそんな事は及びもつかないんですけどね…。
ただ逆を言えば外伝とは本編で語られなかった穴を埋める作品だと思いますので、その役割はしっかり果たしつつ面白さでもグイグイ引き込んでくれるんだから良作と言って間違い無いでしょう。
今年の冬には最終章の上映も始まるので、安い内に外伝もしっかり堪能して備えたいと思います。