仮面ライダー裁鬼

響鬼放送終了から方々で感想を見て回っているうちに、こんな物を見つけてしまいました。


鬼ストーリー まとめ


番組中ではやられ役に徹していた裁鬼さんを主人公に据え、中途半端だった本編の補完まで加えた「仮面ライダー裁鬼」というお話です。
やられ役が主人公と言うと聞こえは悪いですが、石割と徐々に絆を強くしていくストーリーは非常に秀逸ですし、何よりサバキさんの人柄そのものが非常に魅力的に描かれています。
子宮ガンで子供を産めなくなった奥さんと共に身寄りの無い子を引き取って育てていたり、「人が幸せになると、自分も嬉しいじゃないか。俺の生命がそれを支えられる限り、俺はいつまででも守り続けたいんだ」などの名台詞を残していたりと、もう鍛えられた心からあふれ出る優しさと男らしさにグッと来てしまう事請け合いです。
更にラスト2話では本編で全くと言っていいほど描かれなかった最終決戦「オロチ」を完璧に描ききってまでいます。
ここまでされると本当に頭が下がりますな。
何だかオレの中でこっちが本当の響鬼となってしまいそうです…。
あと、「サバキさん…。鬼に姿を変えて人助けをするその不思議な男の人と出会ってから、僕、石割の中で何かが変わってきました」という前半の明日夢の語りをパクったオープニングにも爆笑してしまいました。
ギャグセンスも見事なんで、マジで読み応えがあります。
お暇なら是非読んでいただきたいものです。