「ピーナッツ」鑑賞

かつて常勝無敗を誇った草野球チーム「富士沢ピーナッツ」の復活を果たすため、東京から伝説のサード、秋吉光一が地元に帰ってくる。
彼は以前のメンバーを集めるために奔走するが、結局現所属メンバーを含めて8人しか人材は揃わなかった。
そんな折に、商店街再開発団体からピーナッツに親善試合を申し込まれる。
勝てば再開発中止、負ければ開発に全面協力という賭け試合に発展したこの一戦に、どのような結末が訪れるのか…。
というのが今作の大体のあらすじです。


初監督も務める内村光良さまぁ〜ず三村マサカズ大竹一樹、TIMゴルゴ松本とレッド吉田、そして「ロケットボーイ」として音楽も担当したふかわりょうのお笑い芸人6人が主演のこの映画ですが…。
以外にも凄く良く出来ていました。
不安だった演技の面も悪い所がほとんど目に付かないどころか、逆に「頑張ってるなぁ」と思わせたり、前後のギャグと相まっていたりでむしろ好印象にすら感じさせています。
シナリオも商店街再開発問題やそれぞれの家庭の事情など、本来ストレスを伴う部分にもそれぞれの個性を生かした程良いジョークが散りばめられていて、メインの草野球試合まで全く飽きさせません。
この辺は映画にも精通していて、尚且つメンバーの事も知り尽くした内村さんの手腕が光っていたと思います。
更にキャイーンウド鈴木くりぃむしちゅーの有田、ネプチューンの原田、日本を代表する個性派俳優の竹中直人など、豪華なカメオ出演陣にもビックリでしたし、おまけにエンディングの「NO PLAN」の歌も良かったので、スタッフロールまで本当に楽しく見る事が出来ました。
ホント、この間の「フライトプラン」が霞んじゃいましたよ…。
こんな風に頭から尻尾まで美味しく頂ける映画っていうのは結構稀なので、劇場に足を運ぶ価値は十二分にあると思います。
内Pファンなら面白さも更に倍率ドンなので、尚の事劇場へGOでしょう。
良い映画だったんで、是非とも成功して欲しいですね。


余談ですけど、映画にはどこかに出川哲郎も出演しています。
なかなか見つけ辛い所にいるんで、探してみるのも一興だと思いますよ。
ちなみにオレは予習として「裏ピーナッツ」まで見たくせに、さっぱり解りませんでした。
DVDで改めて確認したいと思います…。