ネタが無いから昔の話

専門学校に通っていた頃、昼休みに友人とあるゲームを行いました。
それは出されたお題の絵を手早く描いて見せ合うというものです。
「もっと脳を鍛えるDSトレーニング」の対戦お絵かきに近いものだと言えば解かりやすいかもしれません。
で、この時にあるお題が出されました。
それはポケットモンスターに出てくるニャースです。
言われると結構特徴があるように思いますが、いざ制限時間内に描こうとするとこれがなかなか上手くいきません。
焦ったオレはとにかく「猫っぽくて」「二本足で立つ」というイメージだけを拾って一気に描き殴りました。
で、完成したのがこれです。




お題「ニャース


いや、酷い。
我ながら酷すぎます。


これ見て「ニャースだ!」って言える奴が存在するんでしょうか?
むしろポケモンよりも妖怪に近いですからね。
そして思い出したように取って付けた小判が、また何とも言えない切なさをかもし出してます。
しかも頭じゃなくて腹にありますから。
何かもうどんな時代に見ても「酷い!」としかいえないような仕上がりですよ、本当に。


で、もちろんこの絵はゲーム中に大爆笑を誘いましたが、その後これを見たある女生徒のツボに入ったらしく、小一時間ほど笑い倒した挙句にコピー機で複写して去って行ってしまいました。
そして最終的には要望に応える形でステッカー化やコミック化までされるという事態にまで発展し、学校の一部でカルト的な人気を博したのです。
本当に偶然って凄いなぁとあの時思いましたが、そう考えてもやっぱり酷いものは酷いですよね。
やっぱりそれに尽きると思います。


一応名前は仮で「リアルニャース」とされていましたが、版権的にそれはまずいと言う事で、今後は暫定的に「ニャイダー」と呼称したいと思います。
理由は「頭身が増えてカッコ良くなったから名前もカッコ良さ気に」という感じで。
…まぁ、さっぱりカッコ良くなってませんし、もうお目に掛かる事も無いと思うんですけどね。