今日のサントラ

昨日仕入れたもう1枚のサントラは、この「ベイグラントストーリー」でした。
お値段は中古で1000円です。


ベイグラントストーリーはオレが高校の時に発売されました。
ファミ通クロスレビューで40点満点を叩き出した事に驚いてオレもやってみたくなり、予約したんですが…。
この時初めてコンビニでゲームの予約もしてみたんですよね。
オマケでパソコン用のおまけCDカードが付いてくるってのもありましたんで。
でも発売日当日は風邪で熱を出してしまいまして、学校を休みつつもこっそり自室を抜け出して駅前まで走ったりもしました。
本当は倫理的にやっちゃ駄目なんですけど、まぁ今となってはいい思い出なので許してやってください。


で、早速遊んでみたんですが…。
何かもうさっぱりわけが解かりませんでしたね。
連続攻撃で敵に無限にダメージを与えられるとか言ってましたが、何度やってもタイミングが全くつかめませんでしたし、豊富な武器のカスタマイズが可能といわれて挑戦してみたら、グリップやらブレードやら秘石やらのよく解からない物ばっかりが並んでてどこから手をつけて良いか皆目見当が付かないばかりか、組み合わせて作った武器が前と比べて強くなったのかも一目で分からないという難しさで、やればやっただけの手ごたえという物が全然味わえませんでした。
敵に攻撃しても10とかしかダメージが与えられなくて「これで良いのかなぁ…?」ってずっと悩んでましたし。
で、結局やる気がなくなってやめてしまって、クロスレビューの40点は何だったんだろうとか思っていたわけですが…


今にして思えば実験作的な意味合いの強い

FF12だって満点取ってるんだから、
あてになるわけ無いんですよね。


やっぱりファミ通が大きなゲーム会社や自社製品に甘いというのは、嘘では無さそうですよ。
今ではクロスレビューは鵜呑みにせずに、あくまで目安として考えていますが、そういう審美眼を持たせてくれただけでもこのゲームをやった価値はあったんだと思います。


ちなみに最近アルティマニアと共に買い直して遊んでみたんですが、やっぱりわけが解からなかったです。
オレに評価できるのは映画並に凄いグラフィック演出ぐらいですかね…。
まぁ、でも理解できれば面白いんでしょうから、玄人がやったらはまるのかもしれません。


音楽面ですが、ゲームをやっている時は主人公の声と、歩いている音と、剣を振るう音ぐらいしか耳に入らないので、いまいち印象に残っておりません。


なので、サントラが2枚組みのボリューム
だったのには正直驚きました。


こんなに曲ってありましたっけかねぇ…?
でもまぁ、それだけ作中のBGMが作品と渾然一体になっていたという証でもありますので、そこは特筆すべき所なんでしょう。
つまり本当に映画のようだったって事ですよ。
…その分面白味には欠けますけどもね。


とりあえずグッと来た曲は「Opening Movie」「ゴーレム」「炭鉱第一層」「レアモンデ市街」「ティーガー&ニーチ」「カーリー」「ナイトメア」「ジョシュア」「血塗れの罪」「ライムストーン運搬口」「イフリート」「大聖堂屋根裏」「真実」「脱出」「レアモンデの夜明け〜放浪者の物語」「Staff Roll」の17曲ですかね。
特徴が無いのが特徴って感じですけど、最後の「脱出」から「Staff Roll」までの流れなんかは本当に映画を観ているような感覚に陥ってしまうぐらい良く出来ているので、強ち悪いとも言えませんな。
ともかく、値段に見合う価値はあったと思います。
また良いサントラに出会えると良いですねぇ。