今日のサントラ

AIR オリジナルサウンドトラック

AIR オリジナルサウンドトラック

えー、今日のサントラは「AIR」です。
昨日中古書店で2600円にて購入してきました。
この作品はアドベンチャーゲームとしては伝説的な部類に入る物でして、ビジュアルもシナリオもさることながら、その音楽が何よりも評価されたゲームなんです。
オレも高校の頃にこのゲームを遊ぶ機会がありまして、その雰囲気を120%にまで高める程の至高のサウンドに驚愕して、ちょこちょこノーマルデイズとかで引き合いに出したりもしてたんですが…。
最終的に言うとオレは「泣く」というレベルにまでは至らなかったんですよね。
確かに音楽は今まで出会ったゲームの中でも1、2位を争うほどの出来だったんですが、正直あの当時の自分には「感動して泣く」という感性が一切備わっていなかったわけでして、その所為で涙腺なんぞ全く刺激されなかったんです。
岩本版ロックマンX4のゼロの言葉を借りるなら…


「泣けなかったんだ!!
あの時、あいつの為に泣けなかったんだ!!
わかるか!? 人を愛した証として涙を流せるお前に、
涙を流せないオレの気持ちが!!」


ってな感じですか。
今はオレも色んな出会いや別れを経験して泣く事を覚えましたんで、改めて遊べばまた違った感覚を覚えるんでしょうけど…。
きっと初回プレイではない分、感動も若干薄らぐんでしょうね。
損な事をしたものです。
本当にこれを一生の宝にしているワッツが羨ましいですよ。
まぁ、オレにはオレで一生の宝になっているような作品が別にあるわけですから、悔しがる必要はないんですけどもね。
でも解かる分やっぱ羨ましいですか。
そういう意味もあってか、TVアニメ版も機会があったら見てみたいです。
…でも近場じゃ一切レンタルしてないんで、可能性はほぼゼロですけどね。
損だなぁ、色々と…。


で、今回グッと来た曲は「回想録」「野道」「鳥の詩」「夏影」「伝承」「絵空事」「双星」「理」「神薙」「月童」「銀色(orgel version)」「ふたり」「此処」「銀色」「青空」「羽根」「夜想」の17曲ですかね。
オレはこの中でも特に「野道」が気に入ってます。
ただの田舎の風景をも神秘的な光景にするような、強い力があるように感じますんで。
それと後半に入ると物悲しい音楽が増えてくるのがまた胸に来ますね。
でも不思議と童心に還ってしまうような、心の根源に響く音色も持ち合わせているから凄いです。
やっぱり改めて聴いても素晴らしい音楽ばかりです…。
こういうのに出会えるからサントラ探しはやめられませんよ。


ちなみに余談なんですが、これを買った7月23日は神尾観鈴の誕生日なんだそうです。
偶然とはいえ、恐ろしいタイミングですな…。