今日の東方アレンジCD


昨日とらのあなで再販された「東方紫香花」です。
予約してたんで仕事が終わってからのんびり受け取りに行ったら、店頭ではもう即日完売だったようですね。
「あたいチルノ」の二の舞にならなくて本当に良かったと心底思いました。*1
そういうわけで何の苦も無く手にした東方紫香花ですが、実際これって物凄く貴重なものなんですよね。
だって神主であるZUN氏が自らの手で書き纏められた「東方花映塚」の後日談に当たる小説を掲載しただけでなく、付属した音楽CDにも「六十年目の東方裁判」を収録するなど、他じゃ到底味わえない内容になってますんで。
後の「東方詞華集」の元になった作品でもありますし、その貴重さと言ったらファンであればあるほど解る物なんではないかと。
で、中身の感想ですが、同人誌の方は葉庭さんやら比良坂真琴さんやら氷雨げんたさんやらまりおねっと装甲猟兵の方やらと錚々たるメンバーな上に、音楽CDも埼玉最終兵器、ひえろぐらふ、岸田教団、どぶウサギさんとこれまた同人音楽の第一線で活躍する猛者の方々ばかりが名を連ねていて、流石公式外伝とも言える作品だなと思わされた次第です。
ただ神主が設定したテーマが難し過ぎたお陰か、中身がその豪華さに見合っていなかったようにも感じられましたけどね…。
でもその中でもビートまりおさんのアレンジは相変わらずの独自の路線で爆発してくれましたし、韓国の方が手がけたというトラック5の「ESTi」さんの音楽も予想外の拾い物という感じで、またひとつ見聞が広まったように思えました。
東方の人気ってのは国内だけじゃ無いんですねぇ…。
可能ならもっと自由な発想で作られたアレンジを聴きたかったんで、次回の詞華集の幅広い展開に期待したいかなと思いました。
と言うか同人誌要らないから、音楽CDに力を入れたとらのあなオリジナル東方アレンジアルバムとか出してくれませんか?
検討してくれると有難いです、マジで。

*1:実は「あたいチルノ」のフィギュアはたまたま再販分にありつけただけで、本当は発売日に買う予定だった。