「ターミネーター4」鑑賞

さっき借りてきたDVDを見てしまいました。
「お前マクロスF観に行ってあんだけ疲れてたろ!」とか突っ込まれても文句は言えませんが、それでも見始めたら止まらなくなるぐらい面白かったんですよ。
審判の日以降の世界をジョン・コナー、カイル・リース、マーカス・ライトの3人を主軸に据えて描かれていきますが、この中で一番主役として活躍していたのは意外にも今回初登場のマーカスだったりします。
人と機械の狭間で揺れる存在が、人と機械の戦争の序章の象徴として非常に良く機能していましたんで。
更にシリーズを通して初めて描かれるジョンとカイルの出会いや、まさかのシュワルツネッガー版T-800の登場など、今まで通して見てきた人にとって感慨深いシーンもあり、T3では物足りなかったターミネーターのしつこさなども短時間で見事に表現されていて、上手いなと思えました。
もっと言えば戦争状態の空気感もリアルに作られていましたし、巧みに張られた伏線や予想の斜め上を行く展開など、監督の手腕には目を見張るものがあったかなと。
本当に超巨大ターミネーターだとか、バイク型ターミネーターとか出ると聴いた時にはあからさまなB級臭がプンプン香って来たものですけど、いざ蓋を開けるとどれも違和感無く機能していたのは凄いと言わざるを得ません。
やっぱ百聞は一見にしかずなんだなぁ。
そしてこれ見ちゃうと本当にT3は何だったんだろうと思っちゃうねぇ…。*1
ともかくジョンとカイルの物語はここから始まるんでしょうから、これからのシリーズにはマジで期待したいと思います。

*1:まぁ、アレも決して悪い作品だったとは言わないけどさ。