今日の東方アレンジ

何か「明日は休みだ!」という開放感から飲んで酔いつぶれてしまって、変な感じに寝て起きてしまったんで今日は東方アレンジでも御紹介しとこうと思います。
ちなみに今回はギターアレンジとは全然関係無いんで御了承下さい。
で、この度御紹介致しますのは東部開拓地さんの「ヒマワリブレイカー」です。



現在は販売されていないようなんですが、近場で中古で売っていたんで手にした次第です。
これはIbizaさんの初期作品に部類するCDらしいんですが、他作品と違ってやりたいことの割り切り感と言いますか、ノリが半端じゃなく良いんで聴いてて全く飽きません。
と言うのも素直にアレンジが面白いからなんでしょうけどね。
原曲に「魔法少女達の百年祭」とか「永夜の報い」など、他では余り見かけない曲を盛り込んでいたりしますし、ヒロシゲ36号をアレンジした「Unlimited-Express!!」なんてビートまりおさんに匹敵するぐらいの疾走感を伴ってますんで。
全体的な流れの中で、これが一番の盛り上がり所なんじゃないかと思いますね。
それと今回のCDの中で特に異彩を放っていたと思うのは今昔幻想郷のアレンジである「お天道様薫るこの地で〜今昔幻想郷・彼岸の花」でしょうか。
序盤の静かな入りが今までのIbizaさんのアレンジには無い特徴を持っていましたし、そこから爆発するように飛び出してくるいつものスピード感とミックスの上手さに素直に酔いしれる事が出来る素晴らしいアレンジではなかったかと。
更に犬走椛をイメージしたと言うボーナストラックのオリジナル曲「深山の風を待つ少女〜Autumn Bleeze」もなかなか良かったですね。
椛自体、東方の中でもキャラクターを想像できるピースの少ない人物なんで、*1こういう作り手独自の解釈で製作された曲は凄く貴重ですし、興味深い一面を持っていると思います。
惜しむらくは曲自体の短さですかね。
もうちょっと頑張って長くしてくれたら聴き応えもあったんですけど…。
でも物が物だけに製作に苦労されたようなんで、欲を言うには忍びない気もしますな。
と言うわけで全体的に疾走感を伴いながら、哲学も垣間見られつつ、あっという間に聴き終えられる良いCDだったのではないかと思います。
今現在入手は困難かもしれませんが、見つけたら買いだとオススメしておきますよ、ええ。

*1:中ボスなんで立ち絵も何も無いからね。