きょうのお仕事

朝目覚めると、時刻は6時30分。
すこぶる快調な朝でございます。
それと言うのも、昨夜は疲れが出たのか、布団に潜り込んだ途端に猛烈な睡魔に襲われ、11時には眠ってしまったからなんですな。
お陰で「水曜どうでしょう」はリアルタイムで見れなかったわけですが、それと引き換えでこのさわやかな目覚めが得られたんですから文句はございません。
どうでしょうだってHDDレコーダーに予約録画しましたから、何もマイナス要素はありませんしね。
早々に飯を食って車に乗り込み、会社へ向かいます。


実は先日から少々面倒くさいアルミ加工を任されています。
材料の厚みが15t*1もあり、長さが480ミリとフライス*2に収まりきらないほどデカく、角に切り欠け*3ありで、側面に穴加工もあり。
更にリーマー*4が2種類もある上、それが図面3枚にそれぞれ穴位置や数など微妙な差を設けられて来ています。
専門用語が多くて申し訳ないですが、それでも面倒くささだけは何となく感じ取っていただけると思われます。
で、それを本日こなさなければならないと。
普段なら意気消沈してしまうところですがしかし、本日のオレは一味違います。
睡眠時間もバッチリ8時間とり、疲れを一切残していないこの身体は、言わば重たいサイボーグから生まれ変わったエヴォリューダー*5みたいなモンです。
軽やかにマシニング*6にGコード*7を入力し、あっという間に加工準備完了。
後は起動ボタンを押すだけなんですが、ここでちょっとした事に気づきます。
「…この穴、座標書いてねぇな」
何と図面自体にミスがあったんです。
図面はこちらで用意するものではなく、依頼主である別の会社が書いてよこす物ですから、ウチに不備はありません。
しかし、そうなると正しい情報を得るために向こうへ問い合わせをしなくちゃならなくなります。
そうなると返答が来るまで下手に加工できない、という事態になるんです。
いきなりモチベーションを崩されるような目に遭ってしまいましたが、それでも図面はまだあるので、気を取り直して再び加工を始めます。


で、1枚図面を終わらせたところで、やっと返答が返ってきました。
「こっちは上から10ミリで、こっちは5ミリだってさ」
「了解っす」
営業の健さんから書き直された図面を受け取り、作業再開。
あっという間に完成させてしまいました。
その後も、ペースを崩すことなく、ノーミスで仕事は終了。
久々に文句の無い仕事をしてきました。

*1:材料の厚みの単位。1tは1ミリなので、あまり意味合いは感じられない。

*2:旋盤のこと。加工で使用する最も基本的な機械。

*3:削り加工のこと。切子が飛んだりするので、結構危険な作業。

*4:精度のうるさい穴。100分の1単位での正確さが求められる。

*5:超進化人類。ガオガイガーの最終回で獅子王凱がサイボーグから生まれ変わった姿。

*6:コード入力で自動加工してくれる機械。フライスの親戚みたいなもの。

*7:マシニングへの命令言語。