今日のサントラ

FINAL FANTASY VII ORIGINAL SOUNDTRACK

FINAL FANTASY VII ORIGINAL SOUNDTRACK

今日レンタルショップの中古で入手した3枚目は、実はこの「ファイナルファンタジーⅦ」のサントラです。
お値段は何と680円でした。
いや、安過ぎですな。
本当にありがたい限りです。


Ⅶはプレステで発売された初のFFです。
この作品が無ければプレイステーションの一時代は築けなかったと言っても過言ではないでしょう。
でもこのプレステでの作品から「ファイナルファンタジー」が狂い始めてきたのも事実かと思います。
絵もストーリーも音楽もシステムも調和されてこそ始めて「ゲーム」になるわけで、そのどれか一つでも大きく抜きん出てしまうと逆にバランスが崩壊して駄作にもなりかねません。
更に裏を返せばスペックの低いファミコンなどでも、それらの要素が上手く調和し合えば化学反応を起こし、傑作が生まれもするわけです。
…ってなわけで、やっぱりプレステの表現力は過ぎた力だったんでしょうな。
なんかこういうのを考えると、ジオラマで「魔法」を生み出したジョージ・ルーカスが新三部作でCGに溺れてしまったのを思い出してしまいます。


でも何だかんだ言っても、このⅦは名作であると思います。
まだスクウェアがプレステという新機種に慣れていないお陰か、グラフィックも他のプレステ作品と比べてチープなんで、システムやシナリオとのバランスが上手く取れていますからね。
音質も今までのスーファミ版よりも飛躍的にアップしていて、音楽自体の出来も新機種に見合う物だったと思います。
FFⅣでも感じた「すごい」という感覚が、やはりこのⅦにもありましたしね。
一応方向性としてはⅥと近い物がありますが、あれよりももっとクールでおとなしい印象があります。
例えるならⅥが太陽で、Ⅶが月って感じでしょうか。
あと、民族チックな曲が多いのも特徴かもしれません。
こういうのが好きな自分にとっては耳に非常に心地良いです。
とりあえず印象に残っているのは「戦う者達」「虐げられた民衆」「レッド13のテーマ」「クレイジーモーターサイクル」「エレキ・デ・チョコボ」「シンコ・デ・チョコボ」「黒マントの男を追え」「片翼の天使」辺りでしょうか。
特に「クレイジーモーターサイクル」はゴールドソーサーで何度もバイクのミニゲームを遊んでたんで、未だに耳に染み付いています。
あと「片翼の天使」もコーラスが印象深かったですね。
本当にオーケストラを聴いているようで驚いたのを鮮明に記憶しています。


それにしても、このⅦが今では「アドベントチルドレン」や「ダージュオブケルベロス」として続編展開されてるんですよねぇ。
特にエンディングにすら出てこなかったヴィンセントが主役に抜擢されるなんて、誰も思わなかったんじゃないでしょうか。*1
いやはや時代は変わったもんです、はい。

*1:ヴィンセントとユフィはあくまでサブキャラだった為、仲間にせずともクリアは可能だった。その所為でエンディングのムービーには登場出来なかったというわけである。っていうか、あのゲーム自体が2人をエンディングにすら出してやれなかった事へのスクウェアなりの罪滅ぼしだと思うのはオレだけですか。そうですか。