今日のサントラ

ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル」のサウンドトラックです。
お値段は古本屋で1550円でした。
何気にゲームキューブのサントラを買うのは初かもしれません。


このゲームは従来のファイナルファンタジーと違って、多人数プレイを前提としたアクションRPGとなっています。
ゲームキューブのウリであるゲームボーイアドバンスとの連動機能を生かしてコントローラーの役割を持たせた他、同時にレーダーの表示や、各々のプレイヤーに課せられたボーナス条件の提示なども行うという斬新な発想が話題を呼びました。
これによってプレイヤーのさじ加減一つで、協力プレイも対戦プレイも可能となるのは画期的だと思います。
また、MPを排除して魔石で魔法を使用するシステムや、コンビネーションが要求される合体魔法に、ダンジョンクリア後のアーティファクトによる能力強化など、ゲーム自体のシステムも特徴的です。
1人より2人、2人より3人、3人より4人で遊べばより盛り上がる事が出来、連携して戦えばプレイヤー同士の絆も強くなれるという熱いゲームでしたが、多人数で遊ぶにはその人数分のアドバンスを用意しなければならず、結局そのコストパフォーマンスの高さからユーザーへの浸透力はあまり強くなかったかもしれません。
でもウチは根性でアドバンスを3台も用意し、遊びに来る友人にも持参してもらって4人プレイを満喫していました。
お陰でこのソフトは、我が家のゲームキューブで最も盛り上がれたゲームとして伝説になっております。
DSでも続編が発売されると聞いているので、そちらも楽しみなんですが、今度は多人数プレイの為に人数分のDSとソフトを用意しなければならないので、同時に不安も一杯でございます。
というよりもDSが圧倒的に不足している現在では絶対に実現できないでしょうな。
その頃までに安定した供給がされていると良いんですけどね…。


さて、肝心の音楽の方ですが、ゲームの方が女性でも楽しめるようファンシーにデザインされている所為か、非常に澄んだ美しい音色の曲が多く使用されています。
特にテーマソングとエンディングテーマを担当しているYaeさんの歌は、ビックリするほど綺麗です。
もう聴いてるだけでα波出まくりですからね。
その証拠にこのCDを掛けながら床に就いたら、いつの間にか朝になってましたし。
多分2曲目ぐらいで夢の世界へ旅立ったと思われますので、安眠効果も抜群でしょう。
まぁ、何にせよ他のシリーズとは音楽的にも違った展開を確立できていますし、作品そのものの完成度も高いので十分賞賛に値できると思っております。
また谷岡さんが手がける音楽を聴いてみたいものですよ。


今回のCDでグッと来たのを挙げると、OPの「カゼノネ」、セレパティオン洞窟の「風のこえ、時のうた」、ミルラのしずくゲット時の「命の水」、モーグリの家で流れる「ぼくのおうち」、ルダの村の「『自由』に身をゆだねて」、マグ・メルで使用された「マグ・メル」、エンディング直前の「クリスタルを継ぐ者へ」、EDの「星月夜」の8曲ですかね。
特に「『自由』に身をゆだねて」はクロノで使われても良いぐらいに海っぽい曲なんで、耳に心地良いです。
エンディングもなかなか聴けませんし、好きな時に聴けるのはありがたいですなぁ。
今回も素晴らしいサントラに出会えて満足していますよ。