仮面ライダーカブト 第22話「誕生特別編」

今回からオープニングにガタックが追加されましたが、何か無理矢理本編の映像をねじ込んだ感じで微妙ですね。
これなら今までのでも良いと思うんですが…。
まぁ、そのうち作り直してくれるかもしれないんで、気長に待ちますか。


で、本編の方なんですが、工場への総攻撃が病室の加賀美へ伝えられる一方で、ビストロ・ラ・サルでは神代剣の誕生日会が盛大に繰り広げられています。
そのお陰でひよりはメイド服に着替えさせられ、じいやの味付けに心打たれた天道は珍しく人に敬語を使い、神代はただの肉じゃがに大満足して、まともだと思っていたじいやも支払いを銀のフォーク(多分19話で剣が捨てろと言った奴)で済ませようとしたりと、四者四様大暴走です。
で、今度はそこにサソードを味方につけるよう命令された影山も現れ、「お祝いの歌を聴かないと手を貸さない」とわががまを言う剣の為に坊ちゃまを祝う為のオリジナルバースデーソングを歌わされます。


こりゃもうディスカビル家もおしまいだな…。


本当に、影山も可哀想な奴だよ…。


そんな魔の宴状態のサルを他所に、加賀美は再び工場への潜入を試みます。
シャドウの突入直前にバイクで颯爽と飛び込み、マコトと再会を果たしますが、またまたワームに囲まれてしまい、成す術もありません。
とりあえず工場の奥へと逃げてみると、何とそこには大量のワームの卵が。
…これが敵の隠したがっていた物なんですな。
っていうか、ワームって産卵して増えるんですか。
オレは分裂して増えるようなイメージがあったんですけどね。
まぁ、虫なんだから当然といえば当然ですか。


そんな時、天道も加賀美の援護に駆けつけます。
彼のお陰で何とか前へ進む事が出来ますが、今度は加賀美に擬態したワームが行く手を遮ってしまいました。


一方、天道の方には再びワームに戻ってしまった神代が襲い掛かります。
予想外に早いマッチメイクに少々興奮してしまいましたが、あっという間に神代ワームが逃げてしまったので少々ガッカリです。
まぁ、この時点で決着がついてしまうには早すぎますから、仕方ありませんな。


自分に擬態したワームと対峙する加賀美の方も依然としてピンチが続いていますが、今度はマコトの正体もワームであった事が判明し、彼は愕然とします。
そして絶望に満ちてしまった加賀美に敵の触手が突き刺さり、そのまま地に伏してしまいました…。
最早終わりかと思われたその時、謎の男がガタックのベルトを持って現れます。
そしてそれを加賀美に巻くと、ベルトの輝きによって彼は復活。
立ち上がって再びワームに向き合い、加賀美はゼクターを呼び寄せてガタックへと変身を遂げました。
…いやぁ、カッコ良い。
この短時間に絶望と希望を詰め込む展開も素晴らしいですな。
ライダー自体もカブトにフォルムが似ていながらも、鋭角的な感じがまたツボです。
しかも二刀流ってのがまた素敵じゃないですか。
必殺技もカブト同様にライダーキックなのも、天道に順ずる主人公を否応無く意識させてくれてグッドです。
おまけに肩にキャノンもついているので、戦闘力の低い加賀美にも安心ですしね。
非の打ち所がありませんよ。
ただ、ここまでの展開に謎が多いのは少々気になりますか。
結局ガタックゼクターが人を選ぶ理由も解からずじまいでしたし。
…もしかしてゼクターに殺された後、生き返れた者が適格者になるんでしょうか?
カブトもザビーもドレイクもサソードもそんな裏があるようには見えませんでしたから、やはりこの1つだけが特別なのかもしれません。
それか天道も、もしかしたら7年前の隕石事件で死んでたりとか…?
うーん、ますますもってよく分からん。
まぁ、結局は謎が明かされるまで見続けるしかなさそうですな。


その後、ガタックに変身した加賀美はワームを1体撃破し、マコトワームにムーンボウを見せて心を取り戻させます。
がしかしその直後に工場の爆破が決行され、マコトはその身を呈してガタック達を守って死亡しました。
…泣かせるねぇ。
悪を憎んで人を憎まずとは、本当に加賀美らしいやり方ですよ。
天道もそんな加賀美を微笑ましく思っているようですが、ザビーになった時のようにまた2人が戦う事態が起こってしまうのかもしれません。
もしもその時が来たら、成長した加賀美はどうするのか…。
あくまで可能性の話であるとしても、心より楽しみにさせて頂きましょうかね。


そういや、本編直後にタイミング良くガタックゼクターのCMが放送されてましたね。
加賀美がおもちゃのCMにまで顔を出してくれるようになったのは心底嬉しいです。
売れるだろうなぁ、きっと…。