先週のラストで天道を倒してしまった加賀美の元に、一通の手紙を持った蓮華が現れます。
彼女から渡されたその手紙には、何と天道からのメッセージが入っていました。
それによれば人間をネイティブ化させる電波を発信する施設が何処かにあるそうで、ここを叩けば根岸の目的を阻止する事が出来るんだそうな。
今は亡き天道の真意を知った加賀美は、その遺志を継ぐために戦う事を決意します。
…が、そこにゼクトルーパーを伴った田所さんと岬さんが立ちはだかります。
ここに来てチームが対立するのか…、と思いきやすぐに加賀美を理解して先を促してしまいました。
うーん、展開早いなぁ。
まぁ、尺の関係で話が早まるのは毎年の事なので、もう気になりはしませんけどね。
一方、電波送信施設では根岸と三島の「人類ネイティブワーム化計画」が最終段階を迎えていました。
巨大な隕石とコンピューターを接続して、その力を電波に乗せて世界中に送り出すつもりなようなんですが…
何故か隕石とコンピューターの間にダークカブトを仲介しています。
一体こいつは何の役に立ってるんですか？
力増幅するような能力とかあったっけか…？
…まぁ、これもどうでも良いか。
で、今から放送開始と言う所で、間一髪ガタックが到着します。
コンピューターを破壊しようとする加賀美でしたが、そこに三島が割り込み、グラリスワームへと変貌して彼をねじ伏せました。
そしてその圧倒的な力でそのままガタックを撃破します。
邪魔者が消えた事を確認した根岸は、とうとう人類をネイティブ化させる電波の送信を開始。
受信機であるネックレスを身につけていた人々は一斉に苦しみだします。
もはや万策尽きたか…、と思われましたが、そこに一人の男の声が響き渡りました。
天道：おばあちゃんが言っていた。
世の中で覚えておかなければならない名前はただ一つ。
天の道を行き、総てを司る男…。
そう、その男とは死んだと思われていた天道でした！
彼は電波塔から飛び降りて送信施設へとダイブし、その手に持った花を隕石へと投げつけます。
すると花は石に刺さり、爆発を起こして隕石を消滅させてしまいました。
つっ、強えぇぇぇぇッ！！
っていうかもう無茶苦茶だぁぁぁ！！！
それに何で生きてたんだ、天道！？
その辺説明無しかよ！！
いくらなんでもこれはちょっとスルー出来ないぞ！
と心の中で喚いても、番組はそれすら全力で無視して話を進めてしまいます。
変身したカブトは三島と戦い始め、それを見た加賀美も復活して２対１のバトルを開始。
が、しかしそれでもライダー達は劣勢を強いられます。
このままでは勝てないと悟ったカブトはハイパー化して巻き返しを図りますが、必殺のマキシマムハイパータイフーンもある程度のダメージを与えただけで破られてしまいました。
この姿を見て勝ちを確信した三島が天に吼えますが、今度はそこにガタックの投げたカリバーがヒットし、一瞬の隙が生まれます。
そこを逃さず、２人は渾身のダブルライダーキックを三島に叩き込み、これをとうとう撃破しました。
…うーん、戦いで誤魔化してる感じは感じは否めませんが、それでもやっぱりバトルは熱いですな。
とりあえずトリを飾る一戦としては十分なボリュームだったと思います。
その後、爆発する施設から逃げ出した２人に、今度は諸悪の根源である根岸がワーム体となって襲い掛かりますが…
これが普通のサナギワームだったんで笑ってしまいました。
いやねぇ、一応ラスボスなんだからそれなりの格好用意してあげてくださいよ。
そうでなくてもせめて色を黒とか紫とかに変えやるとかさ…。
まぁ、今更言ってもしょうがないですけど。
あ、ちなみにこのしょぼい根岸は爆風の中から現れたダークカブトに捕まって、一緒に爆死してしまいました。
結局このダークカブトも何だったんでしょうね。
一体何処で造られて、誰から手に入れたんでしょうか？
というか『何処で造られた』と言えばホッパーライダーですよ。
あれこそどうなったんでしょう。
結局、矢車さんは影山に止めを刺してやっただけで出番無しですか…。
だったらせめて心中するダークカブトの役をこいつに譲ってあげて欲しかったです。
「俺と一緒に、光の中に行こうぜ…！」とか言ってさ。
そしたらまだ救われたのになぁ…。
何だか残念です。
で、それから話は１年後に移ります。
田所さんは実家に戻って「そば屋たどころ」を継ぎ、岬さんは坊ちゃまの『ディスカビル家再興』の願いを叶える為にディスカビルコーポレーションを設立。
更に加賀美は親のコネもあってか、警官になって交番勤務に勤しんでいました。
そして天道は…
何と美味い豆腐を買いにパリまで行っています。
みんな就職したのに、こいつだけはまだニートなんだなぁ…。
これで良いのか、天の道は？
というか豆腐の本場は日本じゃないのか？
それともあの豆腐屋がパリに新しい店を出したからなのか？
でもまぁカブトは気にしたら負けだし、
もうこれで良いかぁ。
１年間楽しませてもらいましたよ、ええ本当に。
