仮面ライダーディケイド 第1話「ライダー大戦」

とうとう始まりました、平成仮面ライダー10周年記念のお祭り番組が。
普通こういうのはZXみたいに一回限りのスペシャル番組にするべきなのに、それを普通の作品としてレギュラー放送しちゃう所が凄いですね。
ただ噂じゃ2クールで終了するらしいんで、やっぱ特殊な位置づけって事は否めませんけど。
まぁ、始まったばかりでこの先の事をあれこれ言うのは無粋でもありますから、今は素直に見た直後の感想を述べようかと思います。
まず物語は過去の平成仮面ライダーシリーズを別々な世界で起こったパラレルワールドとして捉え、その世界同士がぶつかり合って消滅しようとしている未曾有の大災害が起きる直前の状況という所から始まります。
のっけからクウガ、アギト、龍騎ファイズブレイド響鬼、カブト、電王、キバと歴代のライダー達が現れては姿すら見せない謎の敵と戦う様は圧巻でありましたが、その敵ってのが今作のライダーであるディケイドだったって所にまたビックリです。
事前の下調べをしていたわけでは無かったので、共闘するって話じゃ無かった所が衝撃的でしたよ。
これはなかなかキャッチーな掴みだったと思いますね。
で、主人公である門矢士が住む世界が他の世界との融合を始め、これまたグロンギやらオルフェノクやらの敵が一斉に襲い掛かって来る所もまた凄い。
CD使いまくりで、いきなり最終回さながらの豪華さでしたよ。
その後ディケイドライバを手に入れてからはまた歴代のライダーに変身したりとやりたい放題。
仕舞いにゃバイクまでオートバジンに変身する始末ですよ。
ただ違うライダーに変身する度にその力が失われてしまい、結局士の変身能力はディケイドのみに。
そんな彼を導くのは前作「キバ」の主人公である渡なんですが、一体彼はいつの間にプレゼンターになっちゃったんでしょうかね。
というかGガンダムのストーカーみたいな位置づけと言った方がしっくり来ますかね…?
まぁ、そんなわけで彼の「9つの世界を旅しなければならない」という導きによって士は第1の世界「クウガの世界」へとやってきたわけですけど…。
主人公が五代じゃなくなってましたね。
いや確かにクウガ役だったオダギリジョーはもう特撮に出てくれるような俳優さんじゃなくなってしまったんでしょうけど、まさか役者どころか変身する人の名前やその他の登場人物まですっかり変わってしまってるとは…。
でも下手に前の設定を引っ張られるよりかは潔くていいのかもしれませんけどね。
というわけで士は五代改め、小野寺の変身するクウガのいる世界と出会って1話目の物語は終了してしまいました。


全体を見た感想としてはことごとく予想を裏切られる展開で、非常に面白かったと思います。
また過去の作品で登場した人物が変わっている事で「あのライダーに変身したあの人はどうなってるんだ!?」と考える楽しみも出てきたので、上手くこの先まで気にさせる流れに出来たんじゃないかと。
更に2クールで終わるとすれば物語の密度も濃くなって中だるみもなくなるでしょうし、やはり期待していいのかなと。
ただ平成ライダー1話は面白くて当たり前なので、やっぱ油断は大敵だと思う所もあったり…。
とりあえずしばらくは見るつもりですんで、じっくりと見定めさせていただこうかと思います。