仮面ライダーディケイド 第10話「ファイズ学園の怪盗」

今週からファイズの世界です。
前回のブレイドが自分にとって本格的に見始めた平成ライダーだったんですが、実際に手を出し始めたのはこのファイズの最後辺りからです。
巧がオルフェノクだったり、デルタが出てきたり、量産型のライオトルーパーも登場したのは覚えてますけど、何か結局良く分からないまま最終回を迎えたような印象がありますね。
親玉であるアークオルフェノクも倒しきれず、掌が灰化し始めていた巧も「みんなの心もこの洗濯物みたいに真っ白にしたい」とか巧いのか巧くないのか*1微妙な事を抜かしつつお茶を濁されて終了してしまいましたし。
みんなこの最終回の後、どうなったかが知りたいのになぁ…。
まぁ、こういうのは結末を視聴者に委ねるタイプの終わり方なんでしょうけど、個人的にはどうもすっきりしないエンディングだったように思います。
ただライダー自体はかなり好きな部類に入るんですよ。
あのベルトにドライバーをガチャっとセットして、キュイーンって光が全身に走る変身が凄くカッコ良かったんで。
歴代の中で何か一つベルトをくれると言われたら自分は迷わずファイズのを貰いますね。
それとアクセルフォームだとか、デルタの銃による必殺技とかも見ごたえがあったんで、魅せる演出の多いライダーというイメージもあります。
なので話は微妙でもライダーはカッコいいという何とも相反する評価を自分の中に持つ事になったんですが、まさかそのファイズが学園物として再び復活しようとは夢にも思いませんでしたねぇ…。
士もそれに合わせて学生服姿で登場しましたが、何故か他の生徒と違って一人だけ学ラン姿。
それなのに警備員に呼び止められる事も無くスマートブレインハイスクールに入れる辺りがディケイドとしての彼らしかったですね。
更にここに「転校生がエリート集団に喧嘩を売って勝つ」という学園物の王道を盛り込んだのが上手いです。
士のキャラクターを生かしつつ、違和感無くファイズの謎に迫る流れは見事でしたな。
一方で仮面ライダーディエンドに変身する海東大樹の方は学生になる事も無くスマートにファイズの存在に迫ってました。
で、二人ともファイズの正体が写真部のタクミであると突き止めた所でディケイド、ファイズオルフェノク、ディエンドによる大混戦の開始と。
今回初めてディエンドの変身シーンが描かれましたけど、こいつは銃型のアイテムで変身するんですね。
何か必殺技も含めてデルタにそっくりだと思いました。
見た目は全然似てないけど。
そしてある程度戦いが収束した所でとうとうディケイドとディエンドの直接対決に移りましたが、今回はここで終了と相成りました。
二人の実力差ってのがどれほどあるのかが気になる所ですな。


ところで今週のサブタイトルが「ファイズ学園の怪盗」でしたけど、何で怪盗だったんでしょうか?
別にファイズは何か盗んだりとかはしてなかったんですけどね。
となるとやはりファイズはみんなの心を盗んでいきました」とかいうルパン的解釈をしろって事でしょうか。
…うん、やっぱ何か違うと思うんで、自分の中ではディエンドの海東と怪盗を掛けたって事で納得しとこうと思います。

*1:巧だけに。