今日のサントラ


アーマード・コア2」のサウンドトラックです。
お値段はヤフオクで5000円でした。
AC2は自分のレイヴンとしての出発点です。
遊んでいた時の思い出や、その後の経緯とかは今までブログでも言及してきたんで今回は多くを語りませんが、やはり「原点」と言うだけあって非常に思い入れ深いゲームとなっています。
無論、その音楽にも結構好きな物が多いんですけど、今ではこのサントラにプレミアが付いてしまって容易には聴く事が出来なくなってしまいました。
が、この間自分の誕生日を迎えまして、自分へのプレゼントと言う意味も込めて今回大枚叩いて買ってしまった次第です。
久々にAC2の音楽を聴きましたけど、何と言うかあの頃聴いていた物とは大分イメージが違うように思いましたね。
と言うのも他のACシリーズと比べてかなりテクノ寄りの音楽だったもんですから。
思い入れは確かに2が強いですけど、サントラが容易に手に入った分AC3以降の作品の方に多く聴く機会が多かったんで、色々比較した末にそう思ったのかなと。
具体的に言うと3とSLは重厚に、NEXESは明るく、ラストレイヴンは無機質に、そして4以降は華麗にという感じです。
その中でも2は方向としてラストレイヴンに近いのかなと。
ゲームをやっていた時はあまり気がつきませんでしたけど、徹底的なまでにテクノで、有機的な感覚が凄く薄いですからね。
OPステージの「Opinion Of The Way」とか、「Beatmask」とかは最たる傾向かなと。
ただLRほど無機質という程ではないという印象もありますけどね。
ACテストの時に流れる「JoyBall」は人間の声をサンプリングしていますし、「Code e」とか「Mint」とかは音楽としてお洒落ですらありますんで。
しかしアセンブルのBGMである「Roundabout」とか、ミッションで多用された「Atom Smasher」「Magnetism」「Firework」「Apostrophe 5」「Frightners」なんかはSF的でありながら戦場の緊張感もしっかり含んでいますし、一つの定義づけが難しい音楽であるとも言えるかもしれません。
SFであり、無機質であり、有機的であり、お洒落であって、そしてゲーム音楽である。
ボキャブラリーの少ない自分にはこれを一つに纏め上げる言葉が見つかりませんが、この複雑で奥深い音楽が自分の感じた「ACの原点」なんだなと改めて思った次第です。
まぁでもアレですよ、自分がこのサントラを買った本当の理由はエンディングの「Theme from Armored Core」を聴きたかったからなんで、あんまり難しい事を言うのはナンセンスなのかなと。



やっぱこの曲はカッコ良いですね。
フォボスが爆発する圧巻の映像の後に、颯爽と流されたこの曲のインパクトは今でも鮮やかに脳裏に焼きついています。
これを好きに聴けるようになっただけでも大金を支払った価値があったってもんですよ。
今後もじっくりしっかり聴きこんでやろうと思います。


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