今日のサントラ

バトルガレッガ コンプリートサウンドトラック(2CD)

バトルガレッガ コンプリートサウンドトラック(2CD)

バトルガレッガ」のサウンドトラックです。
お値段は定価の3456円でした。
このゲームの音楽に出会ったのは「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」のランキング動画でした。
ステージ1の「Fly to the Leaden Sky」を初めて聴いてから、毒のようにじわじわ効いてくる良さに苛まれました。

透明感のあるピアノのイントロを経た後に奏でられる勇ましさと悲しさを湛えたメロディが耳から離れず、仕事中も休憩時間もひたすら頭の中でループし続け、頭がおかしくなるかと思ったほどです。
後に調べてみた所、このゲームの作曲者が並木学さんという方で、手がけたゲーム音楽の大半がCD化されていなかったり、されていても軒並み異様なプレミア価格がついていて手が出せないレベルだったりと、その音楽の取っ付き易さと裏腹にサントラ入手の敷居がとても高い人である事を知りました。
無論、このバトルガレッガも例外ではありません。
サントラと呼べる物は攻略ビデオに付属しているおまけCDしかなく、そのビデオ自体2万円を越えるような価格が付けられていてとても手に入れられるような代物ではありませんでした。
仕方ないので原曲に近い同人アレンジのCDを買ってそれを聴いて満足させていたんですが、バトルガレッガの発売20周年を迎えた今年、ついにその一報が告げられました。
PS4へのゲーム移植に伴い、音源もコンプリートサウンドトラックとしてサントラ化される事が決定した」と。
更にバトルガレッガの完全受注生産版には並木さん本人によるステレオ音源化されたニューバージョンのサントラも同梱されると言うじゃないですか。

それを聴いた瞬間、迷わずAmazonで限定版を予約しました。
そしてサントラもスィープレコードで予約が開始されるとほぼ同時に注文し、とうとう夢にまで見たガレッガのサントラが手に入りました。
CDを再生してオリジナル音源の「Fly to the Leaden Sky」を聴いた時は、もう昇天するかと思いましたよ。
しかし自分はゲームを知らずに音楽だけ知っていた口なので、当時アーケードで遊んでいた人がこれを手に入れて聴いたらどんな思いを抱くんでしょうかね?
それこそ本当に絶頂してるんじゃないかと思ってしまいます。


さて、サントラの中身なんですが、アーケード版のオリジナル音源に加え、セガサターンに移植されたバージョンとスィープのコンポーザーによるアレンジ版の合計3種類のサウンドがこれでもかと網羅されています。
正直言って自分はステージ1の曲しか聴いた事が無かったんですが、他にも沢山良い曲が入ってましたね。
ステージ4の「Degeneracy」もまさかのダンサブルなナンバーだったりで耳に心地良かったんですが、聴いて驚いたのはラスボス戦の「Erupter」です。
何とガバですよ、ガバ。
このジャンルの音楽なんてカラスの「Sex Pervert Of A Silence」でしか聴いた事がありませんでしたが、それよりももっと昔にこんな尖った音楽をゲームに持ち込んでいたなんて、やっぱスゲェなぁ並木さんは。

それとスィープアレンジも聴きましたけど、こっちも流石の出来ですね。
佐宗先生の原曲を維持しながらもしっかり豪華にたっぷり聴かせる仕様になってましたし、Degeneracyも本当にクラブとかで流れていても遜色無い曲に化けちゃってるのが凄かったですし、Erupterも生声使うだけでよりカッコ良く仕上がる事に驚かされました。
しかしガレッガの音楽はこれだけでは終わりません。
今月の半ばに届いたんですよ、ゲームの限定版も。

配送業者が忙しくて2日もKonozama食らってしまいましたが、第4音源とも言うべき同梱の新録バージョンのサントラを聴いたら怒りもぶっ飛びました。
何せ1曲辺りの時間が長くなってくれてましたからね。
ゲーム音楽というのはどんだけ良い曲であっても元のゲーム自体に合わせて設計されているので、ステージ1自体が短ければ音楽もそれに伴って短くなってしまいます。
しかしこのバージョンのサントラは音楽として聴かせる設計がなされてますね。
2ループ以上は当たり前ですし、新規のオリジナルパートまで追加されていて完全版と言った方が正しいような内容になっています。
聴き応えは確実にこちらの方が上ですので、ガレッガファンなら限定版を買ってサントラを聴くことをお勧めします。
が、ゲームやった事も無い人間がこんな偉そうなことを言っても説得力無いですよね…。
うーむ、折角ゲームも手に入ったんだからやってみたいと思っても、肝心のPS4が無いんだよなぁ。
ニーアの新作も出るって言うし、お金貯めて本体を買える様に頑張ってみますかね…。