今日の東方アレンジ


一週間前は�月�日でしたよー!


と言うわけで1週間も延期して申し訳ありませんでした。
9月9日を祝ってチルノとお空に纏わる東方のアレンジを合計9曲ご紹介する恒例の企画を今年もやります。
単純に仕事が殺人的に忙しくてご紹介できなかったというのもあるんですが、それ以外にWin8仕様のパソコンに買い替えたらスキャナーが使えなくなってしまったというのもあって画像をすぐにご用意出来なかったという理由もあったりします。
新しい機械になると色々な物が淘汰されてしまって大変ですな…。
とりあえずiPhoneアプリの「ファインスキャナー」でジャケット画像は何とかしましたので、ご紹介していこうと思います。


まず1曲目はGolden City FactoryさんのGENSOUKYOU HUNTERより「核融合より生まれし者」です。



これは「モンスターハンター」をモチーフにした東方アレンジ集です。
モンハン風と言うと民族楽器とか打楽器とかを多用した原始的な音楽だったり、モンスターの迫力や力強さを表現した曲が多い印象ですが、このアレンジは後者の方を意識した作りになっています。
荘厳なオーケストラでヤタガラスの強大な強さと神秘性を表現していると思いますが、そんな細かい事を伝えずに誰かに聞かせたとしても凄く良いアレンジだと思って頂けるような見事な作品だと思います。
ちなみにGolden City FactoryさんはこのCDの続編である「GENSOUKYOU HUNTER G」の配布の直前で活動を休止してしまわれました。
現在もまだ活動再開の目途は立っていない様子です。
杜の奇跡とかにも来てくださっていたサークルさんなので、早く戻ってきて欲しいと心から願っています。


2曲目はWAVEDRIVEさんのA-PARより「Ice Lips」です。


このCDは今年の例大祭で購入いたしました。
帰りの車でこれ聴きながら運転してたんですが、出だしで思いっきり吹いてしまいました。
これどう聞いても旋光の輪舞の「Grey Lips」なんですもん。
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と言うかこのCDは有名なシューティングゲームの曲をパロった作品みたいでして、ダライアスバーストの「Good-bye my earth」をモチーフにした「Good-bye my moon」って曲もあったりしました。
ただ元ネタがわからない曲も多いので、まだまだSTGの勉強が足りないなと思ったりした次第です。
シューティングは奥が深いぜ…。


3曲目は埼玉最終兵器 & AetherさんのEternal eclipseより「霊知の太陽信仰 〜 Nuclear Fusion [Ver.Eclipse]」です。



こちらは今年の夏コミで配布されたばかりのCDです。
埼玉最終兵器さんは以前からファンでして、「ロストチャイルド」とか「うたてめぐり」のサントラも所持していたり、この方の東方アレンジが収録されていると言うだけでCDを探して購入したりもしてきました。
LOST CHILD インフィニア

LOST CHILD インフィニア

うたてめぐり オリジナルサウンドトラック

うたてめぐり オリジナルサウンドトラック

それとこのシリーズの前作にあたる「Silent stratosphere」も例大祭で直接スペースへ行って手に取らせていただきました。
おそらくご本人様から直接買わせて頂いたと思うんですが、当人かどうかちゃんと判断できないのがイベントで困る事なんですよね。
まぁ、もう慣れたけどさ。
そんなSSHさんがとうとう太陽信仰をアレンジすると言うので、こちらも早速委託で買わせていただいた次第です。
アレンジの方はもちろんSSHさんお得意の激しいデジロックです。
この方のこの曲調、勢い、激しさ、力強さは何度聞いてもカッコいいですな。
正に埼玉最終兵器、と分かるのがファンにとって一番安心できてうれしい物です。
ちなみにこのCD、この曲だけじゃなく他のアレンジのどれもが素晴らしいんです。
更には選曲もまた素晴らしいんですよ。

デザイアドライブ
古きユアンシェン
旧地獄街道を行く
満月の竹林
孤独なウェアウルフ
幻視の夜 〜 Ghostly Eyes [Ver.Eclipse]
少女秘封倶楽部 [Ver.Eclipse]
霊知の太陽信仰 〜 Nuclear Fusion [Ver.Eclipse]
夜雀の歌声 〜 Night Bird
厄神様の通り道 〜 Dark Road
フラワリングナイト [Bonus Track]


久々に声を大にして言わせて頂きます。
完璧な選曲です。
もうオレ好みの曲ばかりな上に、新作である輝針城の曲までカバーして見せるという痒い所まで手が届く仕様が嬉しい…。
それとお家芸の「幻視の夜」のアレンジもしっかり入っているのがまた「らしい」ですな。
本当に名盤なので、ぜひ手に取って頂きたい一品だと思います。


4曲目はCarrotWine.さんのアリスと人形工房より「湖畔の妖精」です。


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「CarrotWine.」さんはこのブログで一番初めに東方アレンジを紹介した「趣味工房にんじんわいん」さんの改名後のお名前です。
ただサイトを見るとまだ趣味工房にんじんわいんの名義もしっかり残っているので、改名と言うより併用し始めたと言う方が正しいのかもしれません。
…が、まぁここの作品の方向性は全く変わっていないようですので、細かい事は気にしなくて良いのかもしれませんな。
サークル代表のARAさんは東方のアレンジ以外にもオリジナル作品や、ゲームへの楽曲提供も行っておられます。
自分もイストワールとネフェシエルのサントラは通販で購入させて頂きました。

その時に発送元の住所とかも包みに書いてあったんですが、思いっきり知ってる住所が書いてあったので「うわ、近っ!!」とか思ってしまいましたよ。*1
あ、ちなみに住所見たからって何も悪さとかしませんから、安心してくださいね?
で曲ですが、これもガストの「ノーラと刻の工房」を意識した作品になっている模様です。
けど自分はこのゲームは遊んだ事が無いので、どれだけ似てるのかは皆目見当もつきません。
なので純粋に東方アレンジとして聞いた感想になるんですが、非常に軽快で楽しい曲ですな。
ゲームならダンジョンに使われる曲と言うよりかは村とかのBGMに近いんだろうと思われますが、霧の湖に素材とか取りに行くときの曲だとしたら、やっぱダンジョンになるんでしょうか…。
まぁ、良い曲だから何でも良いか。
今度開催される仙台コミケにも参加されるようなので、その時またお邪魔させて頂きましょうかね。


5曲目はすたぢお・ぶるーふるさんの東方地霊殿全部ゲーム○ーイより「GB版 霊知の太陽信仰」です。


昨年「東方紅魔郷全部ゲーム○ーイ」をご紹介した際に「地霊殿も作ってくれないかなぁ」と言ったら本当に今年の例大祭で出してくれました。
スペースでこれを見かけた時は心の中でガッツポーズしてましたよ。
で、楽しみにしていた太陽信仰アレンジを聴かせて頂きましたが、相変わらず本当にゲームボーイだけで演奏したとは思えないほど出来が良いですな。
あの小さいくてゴツイ白黒のゲーム機がこれだけの音色を奏でられるのが未だに不思議でなりません。
そして東方の音楽がこのレトロな音色に落とし込まれるのがまた溜まりませんな。
地霊殿は名曲揃いなので、それをすべてチップチューンで堪能できるだけで本当に満足です。
あとジャケのさとりんがジト目でかわいいのもポイント高いです。
とらのあなとかでも買えるようなので、この手の作品が好きな方にはオススメしときます。


6曲目はsound sepherさんのCradle - 東方幻樂祀典より「おてんば恋娘」です。


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東方アレンジが好きな方ならこのCDはご存知かと思われます。
あの神主自らも参加し、現在でも同人業界の第一線で活躍する方々が一堂に会して製作された伝説の東方アレンジCDがこの「Cradle」です。
無論ですがこのCDにはプレミアが付けられ、一時は1万円以上の値が付き、今でも5000円を下る事はまずない一品なんですが、以前古本屋に行ったらこれが3000円で売られていまして。
そのままレジへと持って行った次第です。
何か草むらに入って一発目で伝説のポケモンにエンカウントして速攻モンスターボール投げたら一発で捕まえちゃったような感覚でした、あの時は。
そんなわけで労せずして手に入れてしまったCDですが、こちらにもおてんば恋娘のアレンジが収録されていたのでご紹介しときます。
曲調はド直球なテクノって感じです。
正直、自分はあまり良さが分からない部類の曲なんですが、高いと思って聴くと凄い有難味があるように感じてしまうので、人間って現金だなと聴く度に考えてしまいます。
ちなみにこれ以外にも良い曲は沢山入っていますが、今現在ではアレンジを担当した方々それぞれの個人CDに再収録されているケースも多いので、特定の曲が目当ての方は色々調べてから買った方が良いかと思われますよ。


7曲目は釣師さんの東方友神道より「空にも向日葵 〜霊知の太陽信仰〜」です。


これはニコニコ動画で製作されていた同名の動画のテーマ曲を収録したCDになります。
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…が、自分はそれが目当てではなく、ジャケットによんのきさんの「ちぇんちぇんミニ東方」の橙が載ってたから買っただけなんですよね。
そしたらこの曲も収録されていたので、棚ぼた的に手に入れてしまった一曲になります。
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アレンジの方向性としては笛の音が特徴的な、非常にとぼけた曲調になっています。
もう地霊殿のラスボスとしての威厳もへったくれも無いような曲に成り下がっていますが、それはそれでお空らしいのかなとも思います。
ちなみにこのCDは以前紹介した「夜空の向日葵」でアレンジを担当したかいりきベアさんのフラワリングナイトのアレンジも収録されてたり、先ほどのよんのきさんの橙をイメージしたティアオイエツォンのアレンジも収録されていて、なかなか聴き応えがありましたよ。
書店委託は無いようですが、サークル様のサイトで個人通販をやっておられるようなので欲しい方はそちらからどうぞ。


8曲目FELTさんのIcicle fallより「Hail Storm」、そして9曲目は同サークルさんのAbyss novaより「Closed Wings」です。


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最後は同じサークルさんからそれぞれのアレンジをご紹介です。
ジャケットもチルノとお空。
しかも狙ったように例大祭、夏コミの順でそれぞれ配布されたという2枚でございます。
「Hail Storm」の方は例大祭で直接使い求めましたが、壁サークルなだけあって本当に込み合ってました。
例大祭SPで「MilkyWink」を買った頃と比べて大きくなったもんだと心底思わされましたよ。
ちなみに曲はどちらもボーカル物です。
東方アレンジでありながら、メジャーな曲と遜色無いほどのクオリティの音楽なので、このサークルさんを知らない方は今からでも遅くないので聴き始める事をオススメしときます。
ボーカルもインストも頭一つ飛び抜けた出来の曲ばかり輩出してますんで。
今年の冬にも新譜を出すでしょうから、そちらでは何が聴けるのか今から楽しみです。


そんなわけで今年はパロディから有名なコンポーザーさんのアレンジまで、バラエティに富んだ9曲をご紹介しました。
来年は予定通り紹介できたら良いですな…。

*1:「東方金管五重奏」を紹介した時にも書きましたが、ARAさんは自分と同じ宮城県在住の方なので大分近くに住んでおられます。