「ラストレター」鑑賞

昨日は地元宮城でロケが行われた岩井俊二監督の「ラストレター」を観に行こうと相楽に誘われたので、ワッツも一緒に3人で観てきました。

当初はMOVIX仙台で観ようと思っていたんですが、毎月1日はファーストデーで安く鑑賞できるお陰かレイトショー以外すべての回が完売という状態だったので利府の方で観てきました。

午後1番の回だったのでその前に近くの「SANTA」というカレー屋で昼食を頂いたんですが、今は土日祝日に980円でバイキング形式の食べ放題をやっており、思わず腹一杯になるまで食ってしまいましたよ。

スープカレーパクチーが効いていて独特な味わいでしたが、日替わりのナスと鶏肉のカレーは辛みも抑えられていてとても食べやすかったです。

タイ米でカレーを頂くのも初めてでしたが、サラッと食べられて良い感じですね。

また機会があれば寄りたいものです。

 

で、映画ですが一言で言うなら「ある男の再生の旅」と言った感じでしたね。

最初は死んだ姉に成りすまして密かに男と文通を始める裕理の姿を見て「これって不倫映画だったの?」とか勘ぐってしまったんですが、段々と散りばめられていた点と点が繋がって線を描き、最終的に主人公の求めていた真実に辿り着く頃にはそういう不信感も一切消えてただただ物語に浸ってしまいました。

途中には目を背けたくなるような事実もあったり、いくつか疑問も残ったりはしましたけど、考察の余地と捉える事も出来るので最終的には綺麗に終わったかなと思いますね。

目当てだった宮城のシーンも地元にまだこんな美しい場所もあったのか、と思わされるような切り取り方をしていて上手いなぁと唸らされましたね。

何度も行った事がある街なので勝手知ったる場所だと思っていましたけど、名監督の手に掛かれば日常もあんな幻想的に仕上がるんだから凄い物です。

しかし観終わった後にロケ地付近を良く知る相楽から「あの滝で溺れかけた事がある」とか「あの辺は猪が出るから危険」とか余計な事実を知らされたので、一気に夢から覚めたように思います。

もうちょっと余韻に浸っていたかったですね…。

あと帰りにゲップしたらパクチーの臭いがしたのも現実に引き戻される一因だったりしました。

映画観る前は食べる物にも気をつけなきゃと思った一日でしたね、はい。