父の日にあげた「三百年の掟やぶり」という日本酒を、早速親父が飲んでいました。
というか既にかなり酔っ払っています。
「ユウ、これは本当に美味いぞ。めちゃくちゃ濃いし、アルコール度数も高めだ。一口飲んでみ」
…そう言われると味わってみたくもなるもんです。
ってなわけで一口いただいてみました。
「うぉわぁっ!! こ、濃いっ…!」
口に含んだ瞬間に広がる濃厚な甘さと、深くて重いアルコールが津波のように脳へと押し寄せてきます。
何と言うか、普通の日本酒がジャブだとしたら、これは一歩*1のリバーブロー*2ってところでしょうか。
ガード無視して思いっきり腹に響いてきます。
これだけ強ければ武恵一*3並に色んな日本酒(ボクサー)と戦ってきた親父でも、KOされる寸前まで追い詰められるわけですよ。
瓶の説明文をよく見ると、これは一切ろ過を施していない原酒だそうで、酒蔵でも滅多に飲めない代物だったようなんです。
アルコール度数も20度。
普通の日本酒が16度前後なので、この数字はまずお目にかかれません。
うーん、5000円台の酒が居並ぶ酒屋で2100円とお手ごろだったから買ってきただけなんですが、まさかこんな強物だとは…。
日本酒のクラスも広いもんですね。
そう言いつつ、更にコップ一杯いただきましたが、オレは酔う以前に胃が焼けそうになってしまって死に掛けました。
まだまだスパーリングが足りないようです…。